日本新聞: 石川輪島地震で被害の「白米の千枚田」で田植え

石川いしかわ輪島わじま地震じしんで被害ひがいの「白米はくまいの千せん枚まい田た」で田植たうえ

May 11, 2024 12:05

Furigana

能登のと半島はんとう地震じしんで大おおきな被害ひがいを受うけた石川いしかわ県けん輪島わじま市しの観光かんこう名所めいしょ「白米はくまいの千せん枚まい田た」で、修繕しゅうぜんを終おえた一部いちぶの田たんぼで田植たうえが行おこなわれました。

日本にっぽん海うみをのぞむ斜面しゃめんにおよそ1000枚まいの棚田たなだが並ならび、国くにの名勝めいしょうに指定していされている輪島わじま市しの「白米はくまいの千せん枚まい田た」は、地震じしんでおよそ8割わりの田たんぼに亀裂きれつが入はいるなど大おおきな被害ひがいを受うけました。

その後そのご、管理かんりを担になう住民じゅうみん団体だんたいが中心ちゅうしんとなって復旧ふっきゅうが進すすめられ、11日にち修繕しゅうぜんを終おえた一部いちぶの田たんぼで今こんシーズンの田植たうえが行おこなわれました。

「白米はくまいの千せん枚まい田た」では、高齢こうれい化かなどで農家のうかが減少げんしょうしたことから、参加さんか費ひを払はらうと米べいづくりが体験たいけんできる「オーナー制度せいど」が導入どうにゅうされています。

県内けんないや全国ぜんこく各地かくちから集あつまった50人にん余あまりのオーナーたちは、手て作業さぎょうで能登のと地方ちほうを中心ちゅうしんに栽培さいばいされている「ノトヒカリ」の苗なえを丁寧ていねいに植うえていきました。

「復興ふっこうにつながればうれしい」

滋賀しが県けんから訪おとずれた30代だいの男性だんせいは「地震じしんの爪痕つめあとが残のこっている中なか、私わたしたちがオーナーとして参加さんかすることで『千せん枚まい田た』の復興ふっこうにつながるのならうれしいです」と話はなしていました。

オーナーたちによる田植たうえは12日にちも行おこなわれるほか、来週らいしゅう末まつには、地元じもとの高校生こうこうせいなどの市民しみんボランティアによる田植たうえも行おこなわれる予定よていだということです。

石川いしかわ輪島わじま地震じしんで被害ひがいの「白米はくまいの千せん枚まい田た」で田植たうえ