学術誌「バイオロジー・レターズ」に8日に発表された研究によると、捕食者に襲われたとき、自分の糞便(ふんべん)を塗りつけたり、口から血を流したりして、死んだふりをすることができるダイススネークは、そうでないヘビに比べて死んだふりをする時間が短く、結果的に危険な状況にさらされる時間も短くなります。
昆虫、魚類、両生類、は虫類、鳥類、ほ乳類などさまざまな動物は捕食者に対する防御メカニズムとして死んだふりをしますが、それがどのような仕組みでどの程度まで機能するのかは解明されています。
セルビアのベオグラード大学の研究者らは、じっと横たわり、捕食者に体の弱い部分をさらすことは危険であるため、ヘビの死んだふりが劇的であればあるほど、危険にさらされる時間は短くなるという仮説を立てました。