求心力が
低下しているイギリスのジョンソン
首相は
政権の
主要な
閣僚2
人が
抗議の
形で
辞任する
など厳しい状況に
追い込まれています。
首相は6
日、
議会で
続投する
意向を
表明しましたが
その後も
政府高官の
辞任が
相次ぐ異例の
事態になっています。
ジョンソン首相をめぐっては、新型コロナウイルスの厳しい規制が続く中、首相官邸などでパーティーが繰り返され、批判を浴びました。
さらに、ジョンソン首相が任命した党の幹部が性的なスキャンダルで先週辞任し、ジョンソン首相の不誠実な対応に与党からも反発が強まりました。
5日、財務相だったスナク氏と保健相だったジャビド氏が首相に抗議する形で辞任しました。
6日開かれた議会ではジャビド氏が発言し、閣僚として、誠実に行動することが難しくなったとした上で、「問題は組織のトップからきていて、それは変わらないという結論に達した。どこかの時点でもうたくさんだという判断をすべきでまさに今がそのときだ」と述べ、厳しく批判しました。
与党・保守党の議員も首相に強く辞任を迫る場面もありましたが、ジョンソン首相は、「これからも国民からの負託に応え続ける」と述べ、続投する意向を表明しました。
ただ、その後も政府高官など20人以上が次々と辞任を表明する異例の事態になっています。