日本と
中国、
それに韓国のFTA=
自由貿易協定の
交渉会合が、
9日から
東京で
始まりました。
日韓の
政治的な
関係が
悪化の
一途をたどる
中、
通商交渉を
続けることで
経済的な
関係維持を
図るねらいです。
日本と
中国、
それに韓国のFTAの
交渉会合は、
東京都内で
9日午前から
4日間の
日程で
始まりました。
農産物などの関税の取り扱いやインターネット取り引きのルールなど、幅広い分野で交渉が行われます。
2013年に始まった交渉は今回で15回目となり、大きな成果にはつながっていません。
ただ、太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題などで日韓の政治関係が悪化の一途をたどる中、政府としては韓国との通商交渉を続けることで経済的な関係維持を図るねらいです。
また、アメリカと中国が貿易摩擦をめぐって協議を続ける中、日本としても主要な議題である知的財産権を保護するルールの分野で、アメリカと歩調を合わせて中国側から譲歩を引き出したい考えです。