Báo tiếng Nhật: 自転車交通違反「青切符」反則金額決定来年4月1日から取締り

自転車じてんしゃの交通こうつう違反いはんに対にたいして反則はんそく金きんの納付のうふを通告つうこくするいわゆる「青あお切符きっぷ」による取締とりしまりについて、政府せいふは反則はんそく金きんの額がくを決定けっていし、来年らいねん4月つき1日にちから取締とりしまりが行おこなわれることになりました。一方いっぽう、自転車じてんしゃで歩道ほどうを通行つうこうする行為こういについては、歩行ほこう者しゃに危険きけんが及およぶ場合ばあいなどを除のぞいては反則はんそく金きんの対象たいしょうとならないことなど基本きほん的てきな考え方かんがえかたをまとめました。

去年きょねん、成立せいりつした改正かいせい道路どうろ交通こうつう法ほうでは自転車じてんしゃの交通こうつう違反いはんに対にたいして車くるまやオートバイと同様どうように反則はんそく金きんの納付のうふを通告つうこくし、納おさめれば刑事けいじ罰ばつが科かされない、いわゆる「青あお切符きっぷ」による取締とりしまりが導入どうにゅうされることになりました。

政府せいふは17日にちの閣議かくぎで「青あお切符きっぷ」の対象たいしょうとなる113の交通こうつう違反いはんについて反則はんそく金きんの額がくを決定けっていし、来年らいねん4月つき1日にちから取締とりしまりが行おこなわれることになりました。

主おもな反則はんそく金きんの額がくは

▽携帯けいたい電話でんわを使用しようしながら運転うんてんする、いわゆる「ながら運転うんてん」が1万まん2000円えん、

▽信号しんごう無視むしが6000円えん、

▽逆ぎゃく走はしや歩道ほどう通行つうこうなどの通行つうこう区分くぶん違反いはんは6000円えん、

▽並ならんで走行そうこうする並進へいしん禁止きんし違反いはんが3000円えんなどとなっています。

このうち、「歩道ほどう通行つうこう」については警察庁けいさつちょうが実施じっししたパブリックコメントで、「車道しゃどうを走はしるのが危険きけんなので歩道ほどうを走行そうこうしている」とか「歩道ほどう通行つうこうで反則はんそく金きんはおかしい」といった意見いけんが多おおく寄よせられたことから、基本きほん的てきな考え方かんがえかたを整理せいりし、公表こうひょうしました。

このなかで自転車じてんしゃは原則げんそくとして車道しゃどう通行つうこうとする一方いっぽう、13歳さい未満みまんや70歳さい以上いじょうが運転うんてんする場合ばあいや、車道しゃどうの交通こうつう量りょうが多おおく事故じこの危険きけん性せいが高たかい場合ばあいは歩道ほどうも通行つうこうできるという現在げんざいのルールを示しめしました。

そのうえで、「青あお切符きっぷ」による取締とりしまりの対象たいしょうは「悪質あくしつで危険きけんな行為こうい」とされていることから、猛もうスピードで歩道ほどうを通行つうこうし、歩行ほこう者しゃを立ち止たちどまらせた場合ばあいなどを除のぞき、取締とりしまりの対象たいしょうにはならないとしています。

警察庁けいさつちょうは重点的じゅうてんてきに取り締とりしまる違反いはん行為こういなどに関にかんする基本きほん的てきな考え方かんがえかたについて今後こんご公表こうひょうし、交通こうつうルールとともに改あらためて周知しゅうちしていきたいとしています。

自転車じてんしゃの歩道ほどう通行つうこう取締とりしまりの基本きほん的てきな考え方かんがえかたは

警察庁けいさつちょうが青あお切符きっぷによる反則はんそく金きんの額がくを設定せっていするにあたって、ことし4月つきから1か月かげつ間かん行おこなったパブリックコメントには5926件けんの意見いけんが寄よせられました。

このうち、多おおくを占しめていたのは自転車じてんしゃで歩道ほどうを通行つうこうした場合ばあいについての意見いけんで、具体ぐたい的てきには「自転車じてんしゃで車道しゃどうを走行そうこうするのは危険きけんなので、歩道ほどうを走行そうこうしているのに、歩道ほどう通行つうこうを禁止きんしするのはおかしい」といった意見いけんや、「歩道ほどう通行つうこうしただけで反則はんそく金きんの対象たいしょうになるのか」といった疑問ぎもんの声こえが寄よせられたということです。

このため警察庁けいさつちょうは、自転車じてんしゃの歩道ほどう通行つうこうについて、現在げんざいの交通こうつうルールと取締とりしまりの基本きほん的てきな考え方かんがえかたを整理せいりし公表こうひょうしました。

それによりますと、交通こうつうルールでは「自転車じてんしゃは車道しゃどう通行つうこうが原則げんそく」とされている一方いっぽうで、歩道ほどう通行つうこうが認みとめられるケースとして、道路どうろ標識ひょうしきや道路どうろ標示ひょうじで歩道ほどうを通行つうこうすることができるとされている場合ばあい、13歳さい未満みまんや70歳さい以上いじょうの人ひと、それに一定いってい程度ていどの身体しんたい障害しょうがいがある人ひとが運転うんてんする場合ばあい、車道しゃどうの自動車じどうしゃの交通こうつう量りょうが著いちじるしく多おおかったり、車道しゃどうの幅はばが狭せまかったりするなど自転車じてんしゃで車道しゃどうを通行つうこうするとかえって事故じこの危険きけんがあり、自転車じてんしゃが歩道ほどうを通行つうこうすることがやむを得やむをえないと認みとめられる場合ばあいがあげられています。

ただし、歩道ほどうを通行つうこうする場合ばあいでも、次つぎの交通こうつうルールを守まもらなければならないとしています。

それは、歩道ほどうの中央ちゅうおうから車道しゃどう寄よりを、すぐに停止ていしできる「徐行じょこう」の速度そくどで進行しんこうすること、自転車じてんしゃの進行しんこうが歩行ほこう者しゃの通行つうこうを妨さまたげるような場合ばあいは一時いちじ停止ていしすること、歩道ほどうに自転車じてんしゃが通行つうこうできる「自転車じてんしゃ通行つうこう指定してい部分ぶぶん」が設もうけられている場合ばあいであっても「徐行じょこう」での通行つうこうを原則げんそくとすることです。

そのうえで、青あお切符きっぷによる取締とりしまりについては交通こうつうルールを守まもって歩道ほどうを通行つうこうしている場合ばあいには対象たいしょうとせず、交通こうつう事故じこに直結ちょっけつするような危険きけんな行為こういをした場合ばあいや警察官けいさつかんの警告けいこくに従したがわずに違反いはん行為こういを続つづけた場合ばあいなど、「悪質あくしつ・危険きけんな行為こうい」に限かぎって対象たいしょうにするとしています。

そして「悪質あくしつ・危険きけんな行為こうい」だとして取締とりしまりの対象たいしょうとなる可能かのう性せいのある具体ぐたい的てきなケースについては、スピードを出だして歩道ほどうを通行つうこうし、歩行ほこう者しゃを驚おどろかせて立ち止たちどまらせた場合ばあいや警察官けいさつかんの警告けいこくに従したがわずに歩道ほどう通行つうこうを続つづけた場合ばあいなどが考かんがえられるということです。