都内とない 新規しんき陽性ようせい者しゃ「下げ止さげどまり」第だい3波は超ちょうの感染かんせん拡大かくだい可能かのう性せいを指摘してき

こうした中なか、今回こんかいの緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが解除かいじょされることについて、都との「専門せんもん家かボード」の座長ざちょうで、東北とうほく医科いか薬科やっか大学だいがくの賀来かく満夫みつお特とく任にん教授きょうじゅは「これ以上いじょう、宣言せんげんの効果こうかを長ながく保たもつことができるのか、人々ひとびとの意識いしきも含ふくめて政府せいふが判断はんだんしたと思おもいます。数かずだけでいうと、やはり非常ひじょうに厳きびしい状態じょうたいだというのは考かんがえておかなければならない。決けっして気きを抜ぬいてはいけない数字すうじだと思おもいますので、緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが解除かいじょになって、まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そちにいくにしても、リバウンドは本当ほんとうに警戒けいかいしなければいけない」と述のべました。

しかし、前まえの週しゅうのおよそ97％で、減少げんしょうの幅はばが前回ぜんかいから17ポイント縮ちぢまっています。

専門せんもん家かは「増加ぞうか比ひは今後こんご、100％を超こえることが強つよく懸念けねんされる」と指摘してきしました。

6月つき14日にちまでの1週間しゅうかんに感染かんせんが確認かくにんされた人ひとの年代ねんだい別べつの割合わりあいは、

▽20代だいが最もっとも多おおく33.4％で、前まえの週しゅうから5.5ポイント増ふえました。

次ついで、

▽30代だいが19.5％、

▽40代だいが15.8％、

▽50代だいが11.2％、

▽10代だいが6.8％、

▽60代だいが5.1％、

▽10歳さい未満みまんが3.1％、

▽70代だいが2.9％、

▽80代だいが1.7％、

▽90代だい以上いじょうが0.5％でした。

20代だいから40代だいを合あわせると、全体ぜんたいのおよそ69％を占しめています。

一方いっぽう、65歳さい以上いじょうの高齢こうれい者しゃは、今週こんしゅうは181人にんで、前まえの週しゅうより70人にん減へり、割合わりあいも7.0％で減少げんしょうしました。

感染かんせん経路けいろがわかっている人ひとでは、

▽同居どうきょする人ひとからの感染かんせんが52.2％と最もっとも多おおく、

次ついで、

▽職場しょくばが19.1％、

▽会食かいしょくが8.3％、

▽高齢こうれい者しゃ施設しせつや病院びょういん、保育園ほいくえんや学校がっこうといった施設しせつでの感染かんせんが5.6％でした。

今週こんしゅうは施設しせつでの感染かんせんが減へった一方いっぽう、会食かいしょくでの感染かんせんが、先週せんしゅうから1.4ポイント増ふえています。

専門せんもん家かは「野外やがいであっても、公園こうえんや路上ろじょうなどでの飲のみ会かい、バーベキューではマスクを外はずす機会きかいが多おおくなる。自宅じたくや友人ゆうじんの家いえで会食かいしょくをして感染かんせんするケースもあり、会食かいしょくは感染かんせんするリスクが高たかいことを繰り返くりかえし啓発けいはつする必要ひつようがある」と指摘してきしています。

また、職場しょくばでの感染かんせんでは、先週せんしゅうから横よこばいのおよそ19％でした。

1人にんから2人にん以上いじょうの感染かんせんが確認かくにんされた事例じれいが、6月つき9日にちまでの1週間しゅうかんで13件けん報告ほうこくされているということです。

6月つき14日にちまでの1週間しゅうかんの新規しんき陽性ようせい者しゃ2595人にんのうち、13.9％にあたる360人にんは無む症状しょうじょうでした。

「感染かんせんの広ひろがりを反映はんえいする指標しひょう」とされる、感染かんせん経路けいろがわからない人ひとの7日間にちかん平均へいきんは、16日にち時点じてんで238.6人にんで、前まえの週しゅうから0.5人にん増ふえ、横よこばいでした。

増加ぞうか比ひは、16日にち時点じてんで100.2％となり、前回ぜんかいの83.1％から上昇じょうしょうしています。

専門せんもん家かは「第だい2波は、第だい3波はでも、増加ぞうか比ひは80％前後ぜんごから上昇じょうしょうに転てんじていて、第だい3波はでは100％を超こえて緩ゆるやかな上昇じょうしょう傾向けいこうのあと、急激きゅうげきに感染かんせんが再さい拡大かくだいした」と述のべ、警戒けいかいが必要ひつようだと指摘してきしました。

そのうえで「再さい拡大かくだいを回避かいひするためには、さらに増加ぞうか比ひを低下ていかさせる必要ひつようがある。これまで以上いじょうに人ひとの流ながれの増加ぞうかを抑制よくせいするとともに、感染かんせん防止ぼうし対策たいさくを徹底てっていすることが必要ひつようだ」と呼よびかけました。

感染かんせん経路けいろがわからない人ひとの割合わりあいは、およそ64％と、前まえの週しゅうと比くらべて4ポイント増ふえ、専門せんもん家かは「やや上昇じょうしょう傾向けいこうにある」と指摘してきしています。

年代ねんだい別べつでは、10代だい以下いかを除のぞく、すべての年代ねんだいで感染かんせん経路けいろのわからない人ひとが50％を超こえ、特とくに20代だいから40代だいで、70％に近ちかい割合わりあいとなっています。

専門せんもん家かは「保健所ほけんじょの積極せっきょく的てき疫学えきがく調査ちょうさによる接触せっしょく歴れきの把握はあくが困難こんなんな状況じょうきょうが続つづいている。その結果けっか、感染かんせん経路けいろがわからない人ひとと、その割合わりあいも高たかい値ねで推移すいいしている可能かのう性せいがある。学校がっこうや高齢こうれい者しゃ施設しせつなどで新規しんきの陽性ようせい者しゃが発生はっせいすると、同おなじ地域ちいき内ないに感染かんせん者しゃが集積しゅうせきし、さらに周辺しゅうへんにも拡大かくだいするおそれがある」と指摘してきしています。

入院にゅういん患者かんじゃは、16日にち時点じてんで1346人にんと、6月つき9日にち時点じてんと比くらべて280人にん減少げんしょうしましたが、専門せんもん家かは「依然いぜんとして高たかい値ねで推移すいいしている」と指摘してきしています。

入院にゅういん患者かんじゃを年代ねんだい別べつにみると、60代だい以下いかが全体ぜんたいのおよそ69％を占しめています。

最もっとも多おおいのは50代だいと40代だいで、およそ17％でした。

専門せんもん家かは「60代だい以下いかの入院にゅういん患者かんじゃ数すうの割合わりあいは緩ゆるやかな上昇じょうしょう傾向けいこうにある。あらゆる世代せだいが感染かんせんによるリスクを持もっているという意識いしきを強つよく持もち、人ひとと人ひととの接触せっしょくの機会きかいを減へらし、基本きほん的てきな感染かんせん防止ぼうし対策たいさくを徹底てっていするよう啓発けいはつする必要ひつようがある」と呼よびかけています。

都との基準きじゅんで集計しゅうけいした16日にち時点じてんの重症じゅうしょう患者かんじゃは、6月つき9日にち時点じてんより12人にん減へって45人にんでした。

男女だんじょ別べつでは、

▽男性だんせい36人にん、

▽女性じょせい9人にんです。

また、年代ねんだい別べつでは、

▽70代だいが最もっとも多おおく22人にん、

次ついで、

▽60代だいが14人にん、

▽50代だいが3人にん、

▽40代だいが3人にん、

▽80代だいが2人にん、

▽90代だいが1人にんでした。

60代だい以下いかの割合わりあいはおよそ44％で、専門せんもん家かは「依然いぜんとして高たかい」と指摘してきしています。

このほか、人工じんこう呼吸こきゅう器きやECMOの治療ちりょうがまもなく必要ひつようになる可能かのう性せいが高たかい状態じょうたいの人ひとは、16日にち時点じてんで215人にんで、6月つき9日にち時点じてんと比くらべて44人にん減へりました。

専門せんもん家かは「重症じゅうしょう患者かんじゃの数かずは減少げんしょうしているが、新あらたな発生はっせいも続つづいていて、いまだ警戒けいかいすべき水準すいじゅんにある。増加ぞうかの予兆よちょうを見逃みのがさないよう、厳重げんじゅうに警戒けいかいする必要ひつようがある」と指摘してきしています。

また、16日にち時点じてんで陽性ようせいとなった人ひとの療養りょうよう状況じょうきょうを6月つき9日にち時点じてんと比くらべると、

▽自宅じたくで療養りょうようしている人ひとは154人にん減へって681人にん、

▽都とが確保かくほしたホテルなどで療養りょうようしている人ひとは11人にん増ふえて778人にん、

▽医療いりょう機関きかんに入院にゅういんするか、ホテルや自宅じたくで療養りょうようするか調整ちょうせい中ちゅうの人ひとは86人にん増ふえて597人にんでした。

「療養りょうようが必要ひつような人ひと」全体ぜんたいの数かずは16日にち時点じてんで3402人にんと、337人にん減へりましたが、専門せんもん家かは「依然いぜんとして高たかい水準すいじゅんで推移すいいしている」と指摘してきしています。

そのうえで「今後こんごの大幅おおはばな感染かんせん拡大かくだいに備そなえ、入院にゅういん医療いりょう、宿泊しゅくはく療養りょうようおよび自宅じたく療養りょうようの体制たいせい維持いじと、充実じゅうじつ・強化きょうかを図はかる必要ひつようがある」としています。

また、6月つき14日にちまでの1週間しゅうかんでは、新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんした48人にんが亡なくなりました。

前まえの週しゅうより8人にん増ふえました。

死亡しぼうした人ひとのうち、34人にんが70代だい以上いじょうでした。