EU=
ヨーロッパ連合は
5日、
アメリカのIT
大手グーグルが、
自社の
広告サービスが
有利に
なる仕組みを
設け、
公正な
競争を
妨げたとして
日本円で
およそ5000億円の
制裁金を
科したと
発表しました。
歐盟(EU)於5日宣布,因美國IT巨頭谷歌設置有利於自家廣告服務的機制,妨礙公平競爭,對其處以約5000億日圓的罰款。
EUの執行機関にあたるヨーロッパ委員会は5日、IT大手のグーグルが、オンライン広告事業で支配的な立場を利用し、EUの競争法に違反したとして29億5000万ユーロ、日本円にしておよそ5000億円の制裁金を科したと発表しました。
歐洲聯盟的執行機關——歐洲委員會於5日宣布,因為IT巨頭谷歌利用其在網路廣告業務中的支配地位,違反了歐盟的競爭法,對其處以29億5000萬歐元,約合日幣5000億圓的罰款。
2014年以降、グーグルが複数のサービスを手がけることで自社のサービスがほかの競合他社に比べて有利となる仕組みを設けていたということです。
自2014年以來,Google透過經營多項服務,設立了讓自家服務比其他競爭對手更具優勢的機制。
EUのリベラ上級副委員長は声明で「グーグルは支配的な地位を利用して広告主や消費者に損失を与えた。
歐盟的利貝拉高級副主席在聲明中表示:「谷歌利用其支配地位,對廣告主和消費者造成了損失。」
デジタル
市場は
信頼と
公平性を
基盤としている」としています。
一方、グーグルは「EUの決定は誤っている。
不当な
制裁金を
科し、
何千もの
企業に
損害を
与える
変更を
要求している」と
コメントしています。
他評論說:「強加不當的罰款,並要求做出會對數千家企業造成損害的改變。」
アメリカのトランプ大統領はEUによるアメリカのIT企業に対する規制について繰り返し批判していて、今回のEUの決定についてSNSで「非常に不公平だ」とした上で対抗措置をとることも示唆しました。
美國總統川普一再批評歐盟對美國IT企業的規範,對於這次歐盟的決定,他在社群媒體上表示「非常不公平」,同時也暗示將採取對抗措施。
EU関係者によりますと、今回の決定を巡ってはアメリカとの関税交渉に影響を与えるおそれがあるとしてEUの貿易担当の委員から反対の意見が出ていたということで、アメリカとEUの新たな対立の要因になる可能性もありそうです。
根據歐盟相關人士表示,這次的決定可能會影響與美國的關稅談判,因此歐盟負責貿易的委員也提出了反對意見,這可能成為美國與歐盟新一輪對立的原因。