去年1
年間の
平均の
有効求人倍率は1.31
倍となり、コロナ
禍からの
経済活動の
回復などを
背景に2
年連続で
前の
年を
上回りました。
ただ、コロナ
禍前の
令和元年と
比べると
低い状況が
続いていて、
厚生労働省は「
製造業や
建設業で
原材料費の
高騰を
受けて
求人の
数を
減らす動きが
あるとみられ、
注視が
必要だ」としています。
厚生労働省によりますと、去年、企業からハローワークに出された求人数は月の平均で249万6503人と前の年から0.9%増えた一方、仕事を求める人は月の平均で190万9647人と前の年から1.4%減りました。
その結果、仕事を求めている人1人に対して何人の求人があるかを示す、去年の平均の有効求人倍率は1.31倍と、前の年を0.03ポイント上回りました。
去年の有効求人倍率は、コロナ禍からの経済活動の回復などを背景に2年連続で上昇となりましたが、コロナ禍前、令和元年の1.60倍と比べると低い水準となっています。
厚生労働省は「宿泊業や飲食サービス業などで求人の数を増やす動きがある一方で、製造業や建設業では原材料費が上がり、求人の数を減らす動きがあるとみられる。今後はコロナ禍からの回復の状況や物価高騰の影響などに注視が必要だ」としています。