일본어 뉴스: 「先天梅毒」の子ども過去最多に妊婦から胎児への母子感染

「先天せんてん梅毒ばいどく」の子こども過去かこ最多さいたに妊婦にんぷから胎児たいじへの母子ぼし感染かんせん

Feb 3, 2024 13:02 0

Furigana

梅毒ばいどくに感染かんせんした妊婦にんぷから胎児たいじに母子ぼし感染かんせんする「先天せんてん梅毒ばいどく」の子こどもの数かずは去年きょねん1年間ねんかんで37人にんと、現在げんざいの方法ほうほうで統計とうけいを取とり始はじめてから最もっとも多おおくなったことが、国立こくりつ感染かんせん症しょう研究所けんきゅうじょのまとめでわかりました。

国立こくりつ感染かんせん症しょう研究所けんきゅうじょによりますと、去年きょねん1年間ねんかんに報告ほうこくされた性せい感染かんせん症しょうの梅毒ばいどくの患者かんじゃのうち、妊婦にんぷから胎児たいじに母子ぼし感染かんせんする「先天せんてん梅毒ばいどく」と診断しんだんされた子こどもの数かずは速報そくほう値ちで37人にんと、1999年ねんにいまの方法ほうほうで統計とうけいを取とり始はじめてから最もっとも多おおくなりました。

過去かこ5年間ねんかんは20人にん前後ぜんごで推移すいいしていて、大幅おおはばな増加ぞうかとなっています。

先天せんてん梅毒ばいどくの子こどもは、皮膚ひふの異常いじょうや難聴なんちょうといった症状しょうじょうが出でたり、発達はったつに遅おくれが出でたりするおそれがあります。先天せんてん梅毒ばいどくの急増きゅうぞうを受うけて、日本にっぽん産科さんか婦人ふじん科か学会がっかいは先月せんげつ、先天せんてん梅毒ばいどくへの注意ちゅういの呼よびかけを発表はっぴょうしました。

呼よびかけでは梅毒ばいどくに感染かんせんする妊婦にんぷが急増きゅうぞうしているとした上うえで、「自分じぶん、パートナーそして生うまれてくる赤あかちゃんを梅毒ばいどくの感染かんせんから守まもるために、妊娠にんしん前まえに梅毒ばいどくに感染かんせんしていないことが重要じゅうようです」として、コンドームを使つかわないなど、リスクのある性行為せいこういがあった場合ばあいは男女だんじょともに検査けんさを受うけるよう強つよく求もとめています。

性せい感染かんせん症しょうに詳くわしい日本にっぽん大学だいがく医学部いがくぶの川名かわな敬たかし主任しゅにん教授きょうじゅは「梅毒ばいどくの感染かんせんが拡大かくだいする中なか、感染かんせんに気付きづいていない女性じょせいもいると考かんがえられ、感染かんせんに気付きづかず妊娠にんしんすると先天せんてん梅毒ばいどくがさらに増ふえることが危惧きぐされる。男女だんじょともに検査けんさを積極せっきょく的てきに受うけてほしいし、妊娠にんしんの前まえに梅毒ばいどくの治療ちりょうをしておくことが大切たいせつだ」と述のべました。