アメリカ・ミシガン州で2021年、生徒4人が銃で殺害され、当時15歳の少年に終身刑を言い渡された事件で、陪審は母親に対して過失致死罪で有罪の評決を下しました。
殺人罪などで有罪となった当時15歳だったイーサン・クランブリー被告の母親、ジェニファー被告は、精神的なトラブルを抱えていた息子に治療を受けさせなかったうえ、銃を買い与えたなどとして過失致死罪に問われていました。
ジェニファー被告はこれまでの裁判で「これまでの自分の行動を後悔していない」と無罪を主張していましたが、オークランド郡の裁判所の陪審は6日、ジェニファー被告に有罪の評決を下しました。
CNNによりますと、未成年の子どもが起こした銃撃事件を巡って親が育児放棄や銃刀法違反などの罪に問われたことはありましたが、事件の直接的な責任を問われたのは今回が初めてです。