日産自動車が発表した4月から9月の中間決算で、本業のもうけを示す営業利益は前の年から12.6%増えて1566億円でした。円安が追い風になりました。
営業利益は原材料価格の高騰が下振れ要因となったものの、急激に進んだ円安など為替の影響で利益を939億円押し上げました。
世界的な半導体不足などで生産が想定を下回り、今年度の販売台数の見通しは400万台から370万台に引き下げました。
一方、資本関係にあるフランスのルノーとの資本比率の見直しやルノーが設立する電気自動車の新会社への出資について、内田誠社長は「将来に向けて多岐にわたる議論をしている」と述べるにとどまりました。