バイデン米政権は10日、ウクライナへの安全保障援助として4億ドル(約567億円)の追加支援を承認しました。
新パッケージには防空システム「ホーク」「アベンジャー」用のミサイル、高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」用の弾薬、擲弾(てきだん)発射装置、迫撃砲、砲弾、その他の戦場用物資が含まれます。
この追加支援は、議会の承認なしに物資を提供できる緊急時大統領在庫引き出し権限を使って行うウクライナへの安全保障支援としては25回目になります。米国防総省はメーカーから新しい武器を購入するのではなく、在庫から武器や装備を送ります。
新たな支援は、ウクライナが同国南部での反攻で大きな勝利を収めたとしている中でのものです。しかしウクライナ政府は、ロシア軍兵士が撤退しながら州都ヘルソン市を「死の街」に変えてしまうのではないかと依然として懸念しています。
