日本新聞: 俳優の古谷一行さんお別れの会多くの人が別れを惜しむ東京

俳優はいゆうの古谷ふるや一行いっこうさんお別わかれの会かい多おおくの人ひとが別わかれを惜おしむ東京とうきょう

Nov 14, 2022 18:11

Furigana

人間にんげん味みあふれる演技えんぎで、多おおくのテレビドラマや舞台ぶたいなどで活躍かつやくし、ことし8月つきに亡なくなった、俳優はいゆうの古谷ふるや一行いっこうさんのお別わかれの会かいが14日にち、東京とうきょう都内とないで開ひらかれ、多おおくの人ひとたちが別わかれを惜おしみました。

古谷ふるや一行いっこうさんは、1977年ねんから始はじまった民放みんぽうのドラマ「横溝よこみぞ正史せいしシリーズ」で、名めい探偵たんていの金田一きんだいち耕こう助すけを演えんじて人気にんきを集あつめ、その後そのごも数すう多おおくのテレビドラマや映画えいが、それに舞台ぶたいで活躍かつやくしましたが、ことし8月つき、78歳さいで亡なくなりました。

14日にち、東京とうきょう千代田ちよだ区くで開ひらかれたお別わかれの会かいでは、台本だいほんの形かたちをイメージした祭壇さいだんに、花はなで彩いろどられた古谷ふるやさんの遺影いえいが置おかれ、俳優はいゆうや映画えいが、テレビの関係かんけい者しゃなど、親交しんこうのあったおよそ300人にんが訪おとずれて花はなを手向たむけました。

参列さんれつした俳優はいゆうの竹中たけなか直人なおとさんは「リアリティーがないというか、まだいらっしゃる気きがして不思議ふしぎな気持きもちです。古谷ふるやさんの声こえがとても好すきで、とてもきれいな声こえで『竹中たけなか』と呼よんでくれたことは僕ぼくの勇気ゆうきになります。大好だいすきな俳優はいゆうで、尊敬そんけいできる最高さいこうの俳優はいゆうでした」と話はなしていました。

また、所属しょぞく事務所じむしょの後輩こうはいで俳優はいゆうの石野いしの真子しんこさんは「本当ほんとうにすばらしい俳優はいゆうで、チャーミングで温あたたかい包容ほうよう力りょくのある方ほうでした。いつも『がんばってね』、『元気げんきでね』と、温あたたかいことばをかけてくださる先輩せんぱいでした」と話はなしていました。