アメリカ軍はイエメンの
反政府勢力フーシ
派の
支配地域で、
発射が
準備されていたミサイルを
破壊したと
発表しました。
紅海の
周辺ではフーシ
派による
船舶への
攻撃が
今も
相次ぎ、
緊張した
状況が
続いています。
アメリカ中央軍はイエメンのフーシ派の支配地域で現地時間の19日、午後6時45分ごろ、対艦ミサイル3発に対して攻撃を行い破壊したと発表しました。
これらのミサイルは紅海の南部に向けて発射する準備がされていて、航行する商船やアメリカ海軍の艦船への差し迫った脅威だと判断したということです。
アメリカ中央軍は「海上が安全なものになる」と強調しました。
アメリカメディアは、アメリカ軍がフーシ派の拠点を攻撃するのはこれが6回目だと伝えています。
ただ紅海の周辺ではフーシ派による航行中の船舶への攻撃が続いていて、前日の18日にもタンカー船の近くの水面に弾道ミサイルが着弾したということです。
アメリカ政府は17日にフーシ派をテロ組織に指定すると発表するなど圧力を強めていますが、これまでのところフーシ派の攻撃を止めることはできず、周辺地域で緊張した状況が続いています。