将棋の
八大タイトルの1つ、「
叡王戦」
五番勝負が
都内で
開幕し、3
連覇を
目指す藤井聡太六冠(20)と
挑戦者の
菅井竜也八段(30)の
対局が
始まりました。
「叡王戦」第1局は東京 千代田区の「神田明神」に設けられた対局室で行われ、挑戦者の菅井八段が先に入室したあと藤井六冠が盤の前に座りました。
振り駒の結果、先手となった藤井六冠は午前9時の対局開始とともに、初手で飛車先の歩を突き、戦いが始まりました。
対する後手の菅井八段は歩を動かして角道をあけたあと、飛車を横に移動させ、得意の「振り飛車」をみせました。
現在、6つのタイトルを保持する藤井六冠は、今回が今年度初の防衛戦で、「叡王戦」は3連覇を目指します。
藤井六冠は、すでに始まっている「名人戦」でもタイトルを獲得すれば、羽生善治九段(52)以来となる最年少での「七冠」となります。
一方、菅井八段は、5年前の「王位戦」以来のタイトル戦で、「叡王戦」で挑戦者となるのは初めてです。
「叡王戦」五番勝負は、ことし6月にかけて日程が組まれ、先に3勝した方がタイトルを獲得します。
第1局の勝敗は11日午後に決まる見通しです。