少子化対策の
一環として
子連れの
人が
窓口で
並ばないようにする「こどもファスト・
トラック」と
呼ばれる
取り組みの
普及を
図る政府の
会議の
初会合が
開かれ、
小倉こども
政策担当大臣は、
行政側の
都合ではなく、
子どもや
家族連れの
意向をくみながら
取り組みを
進めて
いくよう
要請しました。
政府は、先月まとめた少子化対策のたたき台に、社会の意識改革の一環として、国立博物館などの国の施設で、子連れの人が窓口で並ばず、優先的に入場できる「こどもファスト・トラック」を新たに設け、ほかの公共施設や民間施設にも広げていくことを盛り込みました。
18日は、普及を図るため、関係省庁の担当者を集めた会議の初会合が開かれ、これまでの取り組み例として、東京の新宿御苑で花見で混雑する時期に専用の入り口を設けたことや、一部の自治体が運転免許やパスポート申請の手続きの優先窓口を設けていることなどが報告されました。
小倉こども
政策担当大臣は「
どこが
開放しやすいかではなく、
子どもや
家族連れがどこに
行きたいか、
何をしたいかを
起点にするよう
心がけてもらいたい」と
要請しました。
政府は今後、民間の取り組みも含めてホームページで公表するとともに、ことし夏をめどに、民間企業などとも連携して、周知・広報活動を展開することにしています。