ロシアの裁判所は人権活動家のオレグ・オルロフ氏に対し、軍の信用を傷付けたとして懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。「ロシアはファシズムに陥った」とする投稿が罪に問われました。
オレグ・オルロフ氏
「判決は私の記事が正確で真実だということを示している」
2022年のノーベル平和賞を受賞した人権団体「メモリアル」の幹部だったオレグ・オルロフ氏は2022年11月、SNSに投稿した記事の中で「ロシアはファシズムに陥った」などとプーチン政権を批判しました。
これを裁判所は「軍の信用を傷付けた」として去年10月、15万ルーブル、日本円で約22万円の罰金刑を言い渡しましたが、検察が判決を不服として控訴して今回、実刑判決となりました。
人権団体のメモリアルは2021年12月に最高裁から解散命令を受け、2022年2月下旬に解散を表明しました。