日本新聞: 臨時総裁選是非問う手続き開始石破首相“辞任申し出預かる”

自民党じみんとうは、参議院さんぎいん選挙せんきょの総括そうかつを受うけて臨時りんじの総裁そうさい選挙せんきょの是非ぜひを問とう手続てつづきを開始かいししました。一方いっぽう、石破いしば総理そうり大臣だいじんは続投ぞくとうの意向いこうを重かさねて示しめし、森山もりやま幹事かんじ長ちょうなどからの辞任じにんの申し出もうしでは預あずかる考かんがえで、執行しっこう部ぶは当面とうめん、職務しょくむを続つづけることになる見通みとおしです。

自民党じみんとうは、2日ふつかの「両院りょういん議員ぎいん総会そうかい」で、参議院さんぎいん選挙せんきょの敗因はいいんとして、物価ぶっか高だか対策たいさくが国民こくみんに刺ささらず、政治せいじとカネの問題もんだいで信頼しんらいを喪失そうしつしたなどとする総括そうかつを正式せいしきにまとめました。

石破いしば総理そうり大臣だいじんは、選挙せんきょの敗北はいぼくを陳謝ちんしゃした上うえで「地位ちいに恋々れんれんとしがみつくものでは全まったくなく、しかるべき時ときにきちんとした決断けつだんをすることが果はたすべき責務せきむだ」と述のべました。

その後ご、記者きしゃ団だんに対たいし、物価ぶっか高だか対策たいさくや経済けいざい政策せいさく、災害さいがい対策たいさくなどの課題かだいに取とり組くむとして、続投ぞくとうの意向いこうを重かさねて示しめしました。
一方いっぽう、森山もりやま幹事かんじ長ちょうは、選挙せんきょの敗北はいぼくの責任せきにんをとりたいとして幹事かんじ長ちょうを退任たいにんする意向いこうを示しめし、進退しんたいの判断はんだんは石破いしば総理そうり大臣だいじんに委ゆだねたいとして「進退伺しんたいうかがい」を提出ていしゅつしました。
また、鈴木すずき総務そうむ会長かいちょうと小野寺おのでら政務せいむ調査ちょうさ会長かいちょう、木原きはら選挙せんきょ対策たいさく委員いいん長ちょうも石破いしば総理そうり大臣だいじんに辞任じにんする意向いこうを相次あいついで伝つたえました。

ただ、党とう役員やくいんの任期にんきが今月こんげつ末まつまでとなっていることを踏ふまえ、石破いしば総理そうり大臣だいじんは、辞任じにんの申し出もうしでは預あずかる考かんがえで、執行しっこう部ぶは当面とうめん、職務しょくむを続つづけることになる見通みとおしです。

参議院さんぎいん選挙せんきょの総括そうかつを受うけて、自民党じみんとうは、臨時りんじの総裁そうさい選挙せんきょの是非ぜひを問とうための手続てつづきを開始かいししました。

来週らいしゅう8日ようかに実施じっしを求もとめる国会こっかい議員ぎいんの書面しょめんの提出ていしゅつが行おこなわれ、その日ひのうちに都道とどう府県連ふけんれんの代表だいひょう者しゃを含ふくめた結果けっかが公表こうひょうされます。

NHKの取材しゅざいでは、295人にひゃくきゅうじゅうごにんの議員ぎいんのうち、およそ100人ひゃくにんが総裁そうさい選挙せんきょを実施じっしすべきだとしているのに対たいし50人ごじゅうにん余あまりが実施じっしの必要ひつようはないとしています。

一方いっぽう、態度たいどを決きめていないとする議員ぎいんや考かんがえを明あきらかにしないとする議員ぎいんなどが、およそ140人ひゃくよんじゅうにんいて、その動向どうこうが結果けっかを左右さゆうすることになりそうです。
こうした中なか、麻生あそう最高さいこう顧問こもんは、3日みっかの麻生あそう派はの研修けんしゅう会かいで、総裁そうさい選挙せんきょの実施じっしを求もとめる考かんがえを明あきらかにする意向いこうです。

総理そうり大臣だいじん経験けいけん者しゃで、党内とうないで唯一ゆいいつの派閥はばつを率ひきいる麻生あそう氏しの意向いこうは、派閥はばつ内ないだけでなく、党内とうないに影響えいきょうを与あたえる可能かのう性せいもあり、臨時りんじの総裁そうさい選挙せんきょの是非ぜひが明あきらかになる来週らいしゅう8日ようかに向むけて、党内とうないの動うごきが活発かっぱつになる見通みとおしです。

臨時りんじ総裁そうさい選せん是非ぜひ問とう手続てつづき開始かいし石破いしば首相しゅしょう“辞任じにん申もうし出で預あずかる”

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