日本新闻: ボランティア活動時間確保へ住民らが宿泊所を設置石川輪島

ボランティア活動かつどう時間じかん確保かくほへ住民じゅうみんらが宿泊しゅくはく所しょを設置せっち石川いしかわ輪島わじま

Mar 2, 2024 12:03

Furigana

能登のと半島はんとう地震じしんで大おおきな被害ひがいを受うけた石川いしかわ県けん輪島わじま市しでは、がれきの片付かたづけなどを行おこなうボランティアが活動かつどうできる時間じかんを延のばそうと、地元じもとの住民じゅうみんらでつくるグループが宿泊しゅくはく所しょを設もうけました。

宿泊しゅくはく所しょは輪島わじま市し門前もんぜ町まち黒島くろしま町まちの住民じゅうみんらでつくるグループが地元じもとの祭まつりで使つかう山車だしの倉庫そうこに設もうけ、先月せんげつ下旬げじゅんから運用うんようを始はじめました。

倉庫そうこには地域ちいきの人ひとから譲り受ゆずりうけた畳たたみが敷しかれているほか、周囲しゅういとの間まを区切くぎってプライバシーを守まもることができる「段ボールだんぼ-るハウス」があり、寝袋ねぶくろや毛布もうふを持ち込もちこめば横よこになって寝ねることができます。

このボランティアグループは市しの社会しゃかい福祉ふくし協議きょうぎ会かいと相談そうだんしながら住民じゅうみんからの依頼いらいを受うけてがれきの片付かたづけなどを行おこなっていますが、これまではボランティアで作業さぎょうを担になう人ひとたちの宿泊しゅくはく拠点きょてんがないために活動かつどうできる時間じかんに制約せいやくがあったということです。

宿泊しゅくはく所しょを設もうけた杉野すぎの智行ともゆきさんは「ボランティアの皆みなさんも長ながく作業さぎょうをしたいという気持きもちはあったが宿泊しゅくはく拠点きょてんがなかった。地域ちいき住民じゅうみんからはまだまだ作業さぎょうを求もとめる声こえが多おおくあり対応たいおうしていきたい」と話はなしていました。