高級腕時計を
持ち主から
預かり、
使いたい
人にレンタルする「トケマッチ」という
サービスが、ことし1
月に
突然終了し、
多数の
腕時計が
持ち主に
返還されないままになっていた
問題で、
警視庁が、サービスを
運営していた
会社の42
歳の
元代表の
逮捕状を
取り、
指名手配したことが
分かりました。
元代表は
預かった
時計の
一部を
売却していたとみられ、
現在は
海外に
出国しているということです。
「トケマッチ」は、ロレックスなどの高級腕時計を持ち主から預かって使いたい人にレンタルし、預けた人も腕時計のランクに応じた月額の預託料を受け取ることができるというサービスです。
大阪にあった運営会社「ネオリバース」がことし1月末、ホームページで突然、会社の解散とサービスの終了を発表し、利用者から「預けていた腕時計が戻ってこない」と被害の訴えが相次いでいました。
東京や大阪など、全国13都府県の警察が、時計を預けた40人以上から被害届を受理して捜査に乗り出していましたが、このうち警視庁が、ネオリバースの元代表、小湊こと福原敬済容疑者(42)の逮捕状を取り、業務上横領容疑で指名手配したことが警視庁への取材で分かりました。
警視庁は、これまでに27人から高級腕時計、およそ70本、総額にして1億円相当の被害届を受理しています。
警視庁によりますと、福原元代表は顧客から預かった高級腕時計のロレックス1本をことし1月、大阪の古物商に65万円で売却した疑いが持たれていて、その後、海外に出国したということで、警視庁は今後、ICPO=国際刑事警察機構を通じて国際手配する方針です。