第1打席 ショートへの内野安打
6日、アリゾナ州グレンデールで行われたホワイトソックスとのオープン戦に、今シーズン、ドジャースに移籍した大谷選手と山本投手が初めて一緒に先発出場しました。
2番・指名打者の大谷選手は、1回の第1打席、ノーアウト二塁の場面で、フルカウントからインコースの156キロの速球につまりながらもショートへの内野安打として2試合ぶりのヒットを打ちました。
第2打席 タイムリーヒットに盗塁も
2回の第2打席は2アウト一塁二塁のチャンスで4球目の154キロの速球をセンターにはじき返してタイムリーヒットを打ったあと、次のフリーマン選手の打席で盗塁を決めました。
第3打席はフォアボール
4回の第3打席は2アウト一塁二塁からフォアボールを選び続くフリーマン選手の満塁ホームランにつなげました。
オープン戦5試合 打率は5割8分3厘と好調
大谷選手は2打数2安打1打点、盗塁が1つとバッティングだけでなく足でも状態の良さを示しました。
オープン戦5試合を終えて打率は5割8分3厘と好調を維持しています。
山本由伸 コントロールが安定せず5失点
一方、山本投手は1回、ヒットや2つのフォアボールで1アウト満塁のピンチを招くと、5番バッターに犠牲フライを許し1点を失いました。
その後もコントロールが安定せず、2つのタイムリー内野安打を打たれてこの回3点を失いました。
2回は無失点に抑えましたが、3回は1アウト一塁二塁からタイムリーツーベースヒットを打たれて2点を失いました。
山本投手は3回、58球を投げて三振を4つ奪ったものの、ヒット6本、5失点と課題の残る内容となりました。
山本「どのボールも狙ったところに制球できるようにしたい」
登板後に取材に応じた山本投手は「ボールが続いたりフォアボールを出したりで、あまりいいピッチングではなかったが、2回の3アウト目からはいいボールも増えてきた。感覚的にめちゃくちゃ悪いというわけではなかった。いろいろ試せたこともあったので、結果はよくないが、オープン戦としてはよかった」と振り返りました。
フォアボールが3つと課題が残ったコントロールについては「セットポジションでタイミングが合わないことが多く、感覚的によくなかった」と要因を分析しました。
大谷選手をはじめ強打者がそろう打線の援護があることについて「きょうも打線はすごかったが、自分はとにかくもっといいピッチングができるように集中したい」と答えた上で、今後に向けて「特に変わったことはせず、とにかく落ち着いてやっていきたい。公式戦が始まるまでにしっかりどのボールも狙ったところに制球できるようにしたい」と話していました。