日本、
アメリカ、オーストラリア、インドの4
か国の
枠組み=クアッドの
外相会合がインドで
始まりました。ロシアによるウクライナ
侵攻が
続く中、
法の
支配に
基づく国際秩序の
維持・
強化に
向けた
取り組みを
進めて
いくことを
確認する
見通しです。
G20=主要20か国の外相会合にあわせて開かれたクアッドの会合は、日本時間の午前11時半すぎに始まり、林外務大臣のほか、アメリカのブリンケン国務長官、オーストラリアのウォン外相、インドのジャイシャンカル外相が出席しています。
会合では、中国が覇権主義的な動きを強めていることも踏まえ、東シナ海や南シナ海を含めたインド太平洋地域の情勢などをめぐって意見が交わされているものとみられます。
そして、ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、力による現状変更の試みに強く反対し、法の支配に基づく国際秩序の維持・強化に向けた取り組みを進めていくことを確認する見通しです。
また「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、インフラ整備や海洋安全保障などの分野で、実践的な協力を進める方針で一致するものとみられます。
一方、林外務大臣は会合のあと、インドやカナダの外相らと個別に会談する予定で、中国への対応をめぐる連携や、G7広島サミットに向けた協力などを確認したい考えです。