JAXAは7日朝、新しいロケット「H3」を打ち上げました。しかし、8分後にロケットの2つ目のエンジンに火がついていないことがわかりました。正しく打ち上げることができなかったため、ロケットを壊して、打ち上げが失敗しました。このロケットは、日本の人工衛星「だいち3号」を宇宙に運ぶ予定でした。
「H3」は、JAXAなどが9年前から2000億円以上かけて作った新しいロケットです。計画では2020年度に打ち上げる予定でしたが、新しいエンジンを作るのに時間がかかって、遅くなりました。今年2月17日には、打ち上げの6.3秒前に問題が見つかって、打ち上げを中止しました。
JAXAは「失敗した原因を急いで調べます。そして、次の打ち上げをどうするか考えます」と話しています。