男子だんし高飛び込たかとびこ 玉井たまいりく 銀メダルぎんめだる 飛び込とびこみで五輪ごりんはつのメダル

Easy Japanese news
Aug 11, 2024 00:08 0
Furigana
일본 신문
パリオリンピック、男子だんし高飛び込たかとびこで17さい玉井たまいりく選手せんしゅ銀メダルぎんめだる獲得かくとくしました。日本にっぽん選手せんしゅ飛び込とびこでメダルを獲得かくとくするのははじめてです。

準決勝じゅんけっしょう3決勝けっしょう

男子だんし高飛び込たかとびこたかさ10メートルだいから6かい演技えんぎおこない、空中くうちゅう姿勢しせいうつくしさや入水じゅすいしたときにどれだけみずしぶきおさえられたかなどをもとに合計ごうけい得点とくてんきそいます。

東京とうきょう大会たいかいに14さいはじめて出場しゅつじょうし7入賞にゅうしょうした玉井たまい選手せんしゅは、準決勝じゅんけっしょう3決勝けっしょうすすみました。

<2かいいちトップ

玉井たまい選手せんしゅは1かい演技えんぎ全体ぜんたい2得点とくてんマークすると、準決勝じゅんけっしょうではミスがあった2かい後ろ向うしろむ踏み切ふみきって3かいはんまわ「207B」をめ95.40のこう得点とくてんし、一時いちじトップにちました。

<5かい全体ぜんたい3後退こうたい

3かい以降いこう安定あんていした演技えんぎ全体ぜんたいの2むかえた5かいまえいて踏み切ふみきうしに3かいはんまわ「307C」で入水じゅすいおおきくみだれるミス得点とくてんが39.10にとどまり、全体ぜんたいの3後退こうたいしました。

<6かい出場しゅつじょう選手せんしゅ最高さいこう得点とくてん

しかし玉井たまい選手せんしゅ最後さいごの6かい得意とくいとしている後ろ向うしろむ踏み切ふみきって2かいはんひねりながら2かいはんまわ「5255B」を入水じゅすいまできっちりめ、決勝けっしょう演技えんぎ出場しゅつじょうした選手せんしゅなかもっとたか99.00のこう得点とくてんたたき出たたきだし、合計ごうけい507.65で銀メダルぎんめだる獲得かくとくしました。日本にっぽん選手せんしゅ飛び込とびこでメダルを獲得かくとくしたのははじめてです。

金メダルきんめだる中国ちゅうごく選手せんしゅ 銅メダルどうめだるえい選手せんしゅ

金メダルきんめだるは、合計ごうけい547.50をマークした中国ちゅうごくえん選手せんしゅ獲得かくとくし、東京とうきょう大会たいかいつづいて連覇れんぱとなりました。銅メダルどうめだるはイギリスのノア・ウィリアムズ選手せんしゅでした。

逆境ぎゃっきょうプラスえて”

日本にっぽん飛び込とびこかいはじめてのメダル獲得かくとくたした男子だんし高飛び込たかとびこの17さい玉井たまい選手せんしゅ去年きょねんこしいためて満足まんぞく練習れんしゅうめない時期じき経験けいけんしましたが、そこで自分じぶん自身じしんつめなお逆境ぎゃっきょうプラスえておおきな成長せいちょうげました。

東京とうきょう五輪ごりん 中学ちゅうがく3年生ねんせい出場しゅつじょう

玉井たまい選手せんしゅは14さい中学ちゅうがく3年生ねんせいのときに東京とうきょうオリンピックに出場しゅつじょうし、はつ出場しゅつじょうながら7入賞にゅうしょうたして注目ちゅうもくびました。

2022ねん世界せかい選手権せんしゅけんでもジャンプりょくかしたキレのある演技えんぎせて銀メダルぎんめだる獲得かくとく順調じゅんちょうにステップアップしていきました。

世界せかい選手権せんしゅけん 腰痛ようつう悪化あっか 練習れんしゅうできない日々ひびに…

しかし去年きょねん福岡ふくおかおこなわれた世界せかい選手権せんしゅけん準決勝じゅんけっしょうで7はいりパリオリンピックの代表だいひょう内定ないていめたものの、腰痛ようつう悪化あっかさせて決勝けっしょう途中とちゅう棄権きけんする結果けっかとなりました。その後そのごは「これまでの競技きょうぎ人生じんせいいちばん飛び込とびこからはなれた時間じかんながかった」とリハビリに時間じかんついやし、練習れんしゅう満足まんぞくにできないもどかしい日々ひびごしました。

玉井たまい選手せんしゅは「けがをしておもようにいかない時間じかんながくて、こころれてしまいそうなこともあった」と振り返ふりかえります。

いまできることをやる

それでもいまできることをやる」気持きも切り替きりかえ、客観きゃっかんてきにみずからの演技えんぎ取り組とりくかたつめなおことにしたといいます。

変化へんか1. 飛び込とびこフォーム

まず見直みなおしたのが飛び込とびこみフォームでした。

玉井たまい選手せんしゅは「どここれまでよくなかったのかを振り返ふりかえ時間じかんができたので、こしへの負担ふたんかかるような踏み切ふみきや、入水じゅすいきれいさを見直みなおした」と説明せつめいします。

数々かずかずのオリンピック選手せんしゅそだてた馬淵まぶちたかしえいコーチによりますと、これまでの上半身じょうはんしん主導しゅどうフォームではこしへの負担ふたんおおきくなってしまうため、下半身かはんしんしっかり使つかったじくがぶれないフォームづくりに取り組とりくんできたということです。

変化へんか2. 練習れんしゅうへの向き合むきあかた

さらに練習れんしゅうへの向き合むきあかた変化へんかしました。

試合しあいまでの調整ちょうせいでいかにコンディションをわせられるかが大事だいじだと思い知おもいしらされた」と、けがが再発さいはつしないよう飛び込とびこ練習れんしゅう本数ほんすうおさえつつ1かい1かい集中しゅうちゅうし、しつたかめてことをつよ意識いしきするようになりました。

「けがは成長せいちょうできた期間きかんだった」

馬淵まぶちコーチ「けがをしたこころからだ作り直つくりなおした。基礎きそやり直やりなおいい期間きかんになった」はなせば、玉井たまい選手せんしゅ「けがをしたことでマイナスももちろんあるが、プラスになった部分ぶぶんすくなからずある。成長せいちょうできた期間きかんだった」振り返ふりかえりました。

東京とうきょうオリンピックのとき余裕よゆうがなかったが、いまはオリンピックで“たのしもう”という気持きもある」と3ねんまえからの心境しんきょう変化へんかかたった玉井たまい選手せんしゅこころわざたいいちまわもふたまわりも成長せいちょうしたことを、パリの舞台ぶたい証明しょうめいしました。

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