8月15日、太平洋戦争が終わってから79年になりました。
東京の日本武道館で、戦争で亡くなった約310万人のために祈る式がありました。
式には、亡くなった人の家族など約4000人が出席しました。2020年に新型コロナウイルスが広がってから初めて、全部の都道府県から出席しました。
昼12時から、みんなで目を閉じて静かに祈りました。そして天皇陛下が、平和とみんなの幸せを祈ってあいさつをしました。
北海道から97歳の男性が出席しました。男性の兄は戦争に行った中国で病気で亡くなりました。男性は「体が弱い兄が戦争に行くのはかわいそうだと思いました。今は戦争の怖さを知らない人たちが多くなりましたが、戦争は絶対にしてはいけません」と話しました。