日本新聞: 認知症女性に物件購入契約で3400万円だまし取ったか 4人再逮捕

認知にんち症しょう女性じょせいに物件ぶっけん購入こうにゅう契約けいやくで3400万まん円えんだまし取だましとったか 4人にん再さい逮捕たいほ

Jun 25, 2024 12:06

Furigana

認知にんち症しょうの高齢こうれい女性じょせいにアパートの部屋へやを購入こうにゅうする契約けいやくを結むすばせて現金げんきんをだまし取だましとったとして、不動産ふどうさん販売はんばい会社かいしゃに勤務きんむしていた4人にんが逮捕たいほされた事件じけんで、警視庁けいしちょうは別べつの物件ぶっけんも契約けいやくさせて3400万まん円えんをだまし取だましとっていたとして再さい逮捕たいほしました。関係かんけい先さきからは高齢こうれい者しゃおよそ9万まん人にん分ぶんのリストが押収おうしゅうされていて、警視庁けいしちょうはほかにも認知にんち症しょうの高齢こうれい者しゃを狙ねらって50件けん以上いじょうの契約けいやくを結むすんでいたとみて調しらべています。

再さい逮捕たいほされたのは、いずれも東京とうきょう・板橋いたばし区くの不動産ふどうさん販売はんばい会社かいしゃ「インターネット不動産ふどうさん販売はんばい」に勤務きんむしていた山崎やまざき和馬かずま容疑ようぎ者しゃ（41）ら4人にんです。

警視庁けいしちょうによりますと、2023年ねん6月つき、80代だいの認知にんち症しょうの女性じょせいに対にたいし、相模原さがみはら市しにあるアパートの1室しつを購入こうにゅうする契約けいやくを結むすばせ、3400万まん円えんをだまし取だましとったとして、準じゅん詐欺さぎの疑うたがいが持もたれています。

この部屋へやは、容疑ようぎ者しゃらの会社かいしゃがおよそ300万まん円えんで購入こうにゅうしたあと持ち分もちぶんの半分はんぶんを女性じょせいに高値たかねで販売はんばいしていました。

これまでの調しらべで4人にんの関係かんけい先さきからは、80歳さい以上いじょうの高齢こうれい者しゃおよそ9万まん人にんの名前なまえや住所じゅうしょ、電話でんわ番号ばんごうが書かかれたリストや電話でんわをかける際さいのマニュアルが押収おうしゅうされていて、このリストをもとにいわゆる“アポ電でん”をかけ、認知にんち機能きのうの程度ていどを確認かくにんしていたほか、同居どうきょする家族かぞくの有無うむや資産しさん状況じょうきょうなどを聞き出ききだしていたとみられています。