中国の
習近平国家主席は30
日夜、
建国75
年を
祝う行事で
演説し、「
台湾独立の
活動に
断固として
反対する」と
述べ、
中国が「
独立派」とみなす
台湾の
頼清徳政権を
けん制するとともに
改めて統一に
向けた
意欲を
示しました。
中国では建国記念日にあたる「国慶節」を1日に控え北京の人民大会堂でレセプションが開かれ、習近平指導部をはじめとする中国共産党の幹部のほか、各国の大使などが出席しました。
この中で、習近平国家主席が演説し「台湾は中国の神聖な領土だ。経済・文化の交流と協力を深め、台湾独立の活動に断固として反対する」と述べ、中国が「独立派」とみなす台湾の頼清徳政権をけん制しました。
そのうえで「祖国の完全な統一の実現は国内外の中華民族の子孫の共通の願いであり、民意に添うものだ。歴史の車輪を誰も止めることはできない」と述べ、改めて統一に向けた意欲を示しました。
また、習主席は長引く不動産不況を背景に景気の先行きに不透明感が広がるなか、中国共産党の指導のもと独自の発展モデルを意味する「中国式現代化」を推進する姿勢を繰り返し強調しました。