北朝鮮では、7
月下旬の
大雨によって
相当な
人命被害が
出ている
可能性があると、
韓国政府が
指摘しました。
韓国側は
支援を
表明しましたが、
韓国への
対決姿勢を
強める北朝鮮が
受け入れるかは
不透明です。
北朝鮮の国営テレビは先月27日に、記録的な大雨によって中国との国境を流れる川の水があふれ、北西部のピョンアン(平安)北道ではおよそ4100世帯が被害を受けたと伝えていますが、人的な被害については明らかにしていません。
これについて韓国統一省は1日、「相当な人命被害が出ている可能性がある」と指摘しました。
そのうえで韓国政府などは北朝鮮に対して緊急に必要な物資を支援する用意があるとしています。
ただ、北朝鮮は、韓国を「敵対国」と位置づけてユン・ソンニョル(尹錫悦)政権への対決姿勢を強めていて、韓国側の支援を受け入れるかは不透明です。
北朝鮮では、2016年や2020年にも台風や大雨の影響で大きな被害が相次ぎ、北朝鮮当局はこのところ洪水への対策を強化していると主張していました。