前回大会の金メダリストで28歳のウルフ選手は1回戦から登場し、開始早々、大内刈りで技ありを奪うと、1分すぎにも再び大内刈りで技ありを奪い、合わせ技一本で勝ちました。
2回戦は前回大会の銅メダリストと対戦し、延長に入る寸前に鮮やかに内股を決めて一本勝ちしました。
準々決勝は、世界ランキング2位でジョージアのイリア・スラマニゼ選手に開始50秒で隅返しで技ありを奪われ、その後も技を決められずに敗れて敗者復活戦にまわりました。
敗者復活戦は世界ランキング8位のスペインのニコロス・シェラザディシビリ選手と対戦し、ウルフ選手は積極的に技をかけましたが決めることができず、試合は延長に入りました。
延長戦は互いに技を出し合いましたが、ウルフ選手が内股をしかけたところをすかされて逆に相手に内股を決められて延長2分47秒、一本負けし、今回はメダル獲得はならず7位でした。
今大会、柔道の男子で日本は初日から5日連続でメダルを獲得してきましたが、初めてメダルを逃しました。
ウルフ「心残りはある」
ウルフ選手は「最後の最後に投げきって終わりたかったのですができませんでした。一度はやめようとした柔道でしたが、この舞台に戻って来られてよかったです。柔道人生の集大成にしたい大会だったので心残りはあります」と、涙でことばを詰まらせながら話していました。
【準々決勝】相手に技あり奪われ敗戦 五輪2連覇ならず
柔道男子100キロ級でウルフアロン選手は、準々決勝で世界ランキング2位でジョージアのイリア・スラマニゼ選手と対戦し、開始50秒で相手に技ありを奪われて敗れました。
ウルフ選手はオリンピック2連覇はならず、敗者復活戦にまわりました。
【2回戦】延長入り寸前に内股決める
パリオリンピック柔道男子100キロ級で2連覇を目指すウルフアロン選手は、2回戦で前回東京大会の銅メダリストで、ポルトガルのジョルジェ・フォンセカ選手と対戦し、延長に入る寸前に鮮やかに内股を決めて一本勝ちし、準々決勝へ進みました。
【1回戦】合わせ技で一本
柔道男子100キロ級で2連覇を目指すウルフアロン選手は、1回戦で世界ランキング21位のオーストリアの選手に開始15秒で大内刈りで技ありを奪うと、1分すぎにも再び大内刈りを奪い合わせ技一本で勝って、2回戦に進みました。