Actualités japonaises: 大学共通テスト英語民間試験と記述式導入断念へ文科省

大学だいがく共通きょうつうテスト英語えいご民間みんかん試験しけんと記述きじゅつ式しき導入どうにゅう断念だんねんへ文科ぶんか省しょう

Jun 22, 2021 11:06 0

Furigana

大学だいがく入試にゅうしの在り方ありかたを議論ぎろんしている文部もんぶ科学かがく省しょうの有識者ゆうしきしゃ会議かいぎは、2025年ねんの大学だいがく入学にゅうがく共通きょうつうテストにおける、英語えいご民間みんかん試験しけんの活用かつようと記述きじゅつ式しき問題もんだいの導入どうにゅうについて「実現じつげんは困難こんなん」とする提言ていげん案あんを示しめしました。文部もんぶ科学かがく省しょうはこの夏なつにも導入どうにゅうの断念だんねんを正式せいしきに決定けっていする方針ほうしんです。

ことしから始はじまった大学だいがく入学にゅうがく共通きょうつうテストでは当初とうしょ、入試にゅうし改革かいかくの柱はしらとして英語えいごの民間みんかん試験しけんの活用かつようと国語こくごと数学すうがくの記述きじゅつ式しき問題もんだいが導入どうにゅうされる予定よていでしたが、地域ちいき格差かくさや経済けいざい格差かくさの懸念けねんなど制度せいどの不備ふびへの指摘してきが相次あいつぎ、おととし、いずれも導入どうにゅうが見送みおくられました。

その後そのご、文部もんぶ科学かがく省しょうは新あらたな学習がくしゅう指導しどう要領ようりょうで学まなぶ今いまの中学ちゅうがく3年生ねんせいが受験じゅけんする2025年ねん以降いこうの大学だいがく入試にゅうしの在り方ありかたについて有識者ゆうしきしゃ会議かいぎを設もうけ、2つの柱はしらについて改あらためて共通きょうつうテストへの導入どうにゅうの可否かひを検討けんとうしてきました。

その結果けっか、英語えいご民間みんかん試験しけんは地理ちり的てき、経済けいざい的てき事情じじょうへの対応たいおうが不十分ふじゅうぶんで、コロナ禍かで中止ちゅうしも相次あいついだ外部がいぶの試験しけんに依存いぞんすることへの課題かだいが指摘してきされたほか、記述きじゅつ式しき問題もんだいも50万まん人にん以上いじょうが受験じゅけんする中なかで公正こうせいな採点さいてん体制たいせいの確保かくほなどの課題かだいを克服こくふくできないとして、22日にちの会議かいぎで「実現じつげんは困難こんなんと言いわざるをえない」とする提言ていげん案あんが示しめされました。

提言ていげん案あんでは、各かく大学だいがくの個別こべつ試験しけんで導入どうにゅうしていくべきだとして、推進すいしん策さくの充実じゅうじつも盛り込もりこまれています。

文部もんぶ科学かがく省しょうは今回こんかいの提言ていげん案あんがまとまり次第しだい、この夏なつにも正式せいしきに導入どうにゅうの断念だんねんを決定けっていする方針ほうしんで、これにより2025年ねんの大学だいがく入学にゅうがく共通きょうつうテストではいずれも導入どうにゅうされない見通みとおしになりました。