公明党は
臨時の
党大会を
開き、
衆議院選挙で
議席を
減らした
責任などをとって
辞任した
石井代表の
後任に、
国土交通大臣の
斉藤鉄夫氏が
正式に
就任しました。
公明党は先の衆議院選挙で議席を減らし、石井代表も議席を確保できなかったことから、石井氏が辞任の意向を表明したことを受けて、9日に臨時の党大会を開きました。
そして、7日の中央幹事会で後任の代表に国土交通大臣の斉藤鉄夫氏が内定したことが報告され、全会一致でこれを承認し、斉藤氏が正式に代表に就任しました。
斉藤氏は「衆議院選挙は、政治とカネの問題での逆風を押し返すだけの独自性を十分に発揮できなかった。党の持ち味である国と地方のネットワークによる政策実現力を発揮し、一丸となって立ち上がれば反転攻勢につながる。私が先頭に立ち戦っていく」と述べました。
また執行部人事では、浜四津敏子氏が務めて以来、14年ぶりに代表代行が置かれ、竹谷とし子氏が就任しました。
西田幹事長と岡本政務調査会長はそれぞれ留任することになりました。
斉藤代表 “年内の政治資金規正法の再改正目指す”
斉藤代表は、臨時の党大会のあと記者会見し、政治とカネの問題について「選挙結果を見ると、われわれの危機感が足りなかったのではないか。公明党として国民の怒りを100%理解していなかった」と述べました。
そのうえで「公明党は、政策活動費の廃止や政治資金をチェックする第三者機関の設置などを提案しており、スピード感を持って年内に実現したい」と述べ、年内の政治資金規正法の再改正を目指す考えを示しました。
また、14年ぶりに代表代行を置き、竹谷とし子氏を起用したことについて「代表と同格の立場で、意思決定を共有していく。これからの10年で女性の国会議員を3割にする党の目標の旗振り役になってもらいたい」と述べました。