ゴールデン・グラブ賞しょう 発表はっぴょう ソフトバンクが最多さいた5人にん 巨人きょじんは4人にん

リーグごとに、すべての選手せんしゅを紹介しょうかいしています。

「ゴールデン・グラブ賞しょう」はプロ野球やきゅうを担当たんとうする記者きしゃなどの投票とうひょうで決きまり、セ・パ両りょうリーグからポジション別べつにあわせて18人にんが選えらばれました。

《セ・リーグせり-ぐ》

▽ピッチャー：巨人きょじんの菅野かんの智之としゆき投手とうしゅが4年ねんぶり5回かい目めの受賞じゅしょう。

▽キャッチャー：26年ねんぶりの日本一にっぽんいちを達成たっせいしたDeNAの7年ねん目め、山本やまもと祐ゆう大だい選手せんしゅが初はつ受賞じゅしょう。独立どくりつリーグ出身しゅっしんの選手せんしゅが受賞じゅしょうするのは初はじめてです。

▽ファースト：巨人きょじんの岡本おかもと和かず真ま選手せんしゅが初はつ受賞じゅしょう。岡本おかもと選手せんしゅはサードで2回かい受賞じゅしょうしています。

▽セカンド：巨人きょじんの吉川よしかわ尚輝なおき選手せんしゅがセ・リーグせり-ぐ最多さいたとなる232票ひょうを集あつめて、8年ねん目めで初はじめて受賞じゅしょうしました。

▽サード：巨人きょじんのベテラン、坂本さかもと勇人はやと選手せんしゅが初はつ受賞じゅしょう。坂本さかもと選手せんしゅはショートでこれまでに5回かい受賞じゅしょうしています。

▽ショート：広島ひろしまの4年ねん目め、矢野やの雅哉まさや選手せんしゅが初はつ受賞じゅしょうとなりました。

▽外野がいや手しゅ：

▼広島ひろしまの秋山あきやま翔しょう吾われ選手せんしゅがセ・リーグせり-ぐで初はじめて、パ・リーグぱり-ぐでは西武せいぶ時代じだいに6回かい受賞じゅしょうしています。

▼中日ちゅうにちの5年ねん目め、岡林おかばやし勇いさむ希まれ選手せんしゅが3年ねん連続れんぞく3回かい目め。

▼阪神はんしんの近きん本もと光司こうじ選手せんしゅが4年ねん連続れんぞく4回かい目めの受賞じゅしょうです。

セ・リーグせり-ぐはとなったほか、されました。

《パ・リーグぱり-ぐ》

▽ピッチャー：ソフトバンクのモイネロ投手とうしゅが初はつ受賞じゅしょう

▽キャッチャー：ソフトバンクの甲斐かい拓也たくや選手せんしゅが2年ねんぶり7回かい目めの受賞じゅしょうです。

▽ファースト：ソフトバンクの山川やまかわ穂高ほたか選手せんしゅが11年ねん目めで初はつ受賞じゅしょう。

▽セカンド：楽天らくてんの5年ねん目め、小しょう深田ふかた大だい翔しょう選手せんしゅが初はつ受賞じゅしょう。

▽サード：ソフトバンクの10年ねん目め、栗原くりはら陵りょう矢や選手せんしゅが初はつ受賞じゅしょう。

▽ショート：西武せいぶの源田げんた壮たけし亮あきら選手せんしゅが7年ねん連続れんぞく7回かい目めの受賞じゅしょうとなり、パ・リーグぱり-ぐのショートでの最多さいた受賞じゅしょうに並ならびました。

▽外野がいや手しゅ：

▼フライなどで打者だしゃをアウトにする「刺殺しさつ」の数かずで1シーズンでの外野がいや手しゅのプロ野球やきゅう記録きろくを更新こうしんした楽天らくてんの辰己たつみ涼介りょうすけ選手せんしゅがパ・リーグぱり-ぐ最多さいたの220票ひょうで4年ねん連続れんぞく4回かい目め。

▼ソフトバンクの周東しゅうとう佑たすく京きょう選手せんしゅが7年ねん目めで初はつ受賞じゅしょう。

▼日本ハムにほんはむの万まん波は中正ちゅうせい選手せんしゅが2年ねん連続れんぞく2回かい目めの受賞じゅしょうとなりました。

パ・リーグぱり-ぐではとなったほか、が選えらばれました。

「ゴールデン・グラブ賞しょう」の表彰ひょうしょう式しきは今月こんげつ28日にちに都内とないで行おこなわれます。

ことしの特徴とくちょうは？

ことしのゴールデン・グラブ賞しょうは初はつ受賞じゅしょうがセ・リーグせり-ぐが最多さいたに並ならぶ6人にん、パ・リーグぱり-ぐが5人にんの合あわせて11人にんと半数はんすう以上いじょうにのぼりました。

◇セ・リーグせり-ぐ

キャッチャーでは、当時とうじのBCリーグ、滋賀しがユナイテッドからドラフト9位いでDeNAに入団にゅうだんした7年ねん目めの山本やまもと祐ゆう大だい選手せんしゅが初はじめて受賞じゅしょうしました。

DeNAのキャッチャーの受賞じゅしょうは前身ぜんしんの横浜よこはま時代じだいの1998年ねんの谷たに繁しげる元信もとのぶさん以来いらい、2人にん目めで独立どくりつリーグ出身しゅっしん者しゃとしては両りょうリーグ合あわせて、初はつ受賞じゅしょうとなりました。

セカンドで選えらばれた巨人きょじんの吉川よしかわ尚輝なおき選手せんしゅは以前いぜんから、広ひろい守備しゅび範囲はんいと堅実けんじつなプレーが魅力みりょくでその守備しゅび力りょくは高たかく評価ひょうかされていましたが、セカンドではおととしまで10年ねん連続れんぞくで受賞じゅしょうしていた球界きゅうかい屈指くっしの名手めいしゅ、広島ひろしまの菊池きくち涼介りょうすけ選手せんしゅが立たちはだかっていました。

それでも今こんシーズンは初はじめて全ぜん試合しあいに出場しゅつじょうして守備しゅび機会きかいでエラーをしなかった割合わりあいを示しめす「守備しゅび率りつ」は9割わり9分ふん4厘りんと、セカンドでは両りょうリーグトップの成績せいせきを残のこし、その守備しゅび力りょくで4年ねんぶりのリーグ優勝ゆうしょうに大おおきく貢献こうけんし、8年ねん目めにして念願ねんがんだったゴールデン・グラブ賞しょうを初はじめて手てにしました。

広島ひろしまではセカンドの菊池きくち選手せんしゅが受賞じゅしょうを逃のがしたものの、一緒いっしょに二に遊間かんを組くむ矢野やの雅哉まさや選手せんしゅが初はつ受賞じゅしょうを果はたしました。「守備しゅび職人しょくにん」として数々かずかずの好こうプレーを見みせ、今こんシーズンは課題かだいのバッティングでも成長せいちょうを見みせたことで出場しゅつじょう機会きかいを勝かちとったことも受賞じゅしょうの一因いちいんとなりました。

このほか、ファーストでは巨人きょじんの岡本おかもと和かず真ま選手せんしゅ、サードでは同おなじく巨人きょじんの坂本さかもと勇人はやと選手せんしゅがポジションをコンバートされた最初さいしょのシーズンでいずれも初はじめて受賞じゅしょうしました。

岡本おかもと選手せんしゅはサードで2回かい、坂本さかもと選手せんしゅはショートで5回かいの受賞じゅしょう経験けいけんがあり、ポジションの変更へんこうにも適応てきおうする高たかい守備しゅび力りょくを示しめした形かたちとなりました。

◆パ・リーグぱり-ぐ

パ・リーグぱり-ぐではピッチャーがわずか1票ひょう差さという大だい激戦げきせんとなりました。先発せんぱつ転向てんこう1年ねん目めで初はつ受賞じゅしょうとなったモイネロ投手とうしゅとロッテの小島こじま和哉かずや投手とうしゅはいずれも守備しゅび率りつが10割わりとエラーはなく堅かたい守備しゅびを見みせていましたが、小島こじま投手とうしゅは1票ひょう差さで惜おしくも初はつ受賞じゅしょうを逃のがしました。

また、ソフトバンクからは初はつ受賞じゅしょう4人にんを含ふくむ球団きゅうだん別べつで最多さいたの5人にんが選出せんしゅつされました。強力きょうりょくな打線だせんが注目ちゅうもくされがちな中なか、圧倒的あっとうてきな強つよさでのリーグ優勝ゆうしょうを支ささえたエラー数すう両りょうリーグ最少さいしょうの守備しゅび力りょくが投票とうひょうに反映はんえいされる結果けっかとなりました。