ジャニーズ
事務所の
前社長が
多数の
未成年者に対し、
長期間にわたって
性加害を
繰り返していたことを
認めた
調査報告書を
受け、
事務所は7
日午後、
この問題で
初めてと
なる記者会見を
開きます。
事務所として、
性加害を
認めるかや、
被害者の
救済に
向けた
具体策、それに、
藤島ジュリー
社長の
進退を
含む今後の
経営体制などについて
どのように
説明するか
注目されます。
4年前に死去した、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長による性被害の訴えが相次いでいる問題をめぐり、外部の専門家による特別チームは先月29日、調査報告書を公表し、前社長が多数のデビュー前の10代を中心とする少年たち、ジャニーズJr.に対し、長期間にわたって広範に性加害を繰り返していた事実が認められたとしたうえで、再発防止策を示しました。
これを受け、ジャニーズ事務所は、この問題で初めてとなる記者会見を7日午後、都内で開くことにしています。
会見では事務所として、性加害を認めるかどうかや、被害者の救済に向けた具体策をどのように説明するか注目されます。
また、調査報告書では問題の背景の一つに挙げた、同族経営の弊害を防止するため、前社長のめいである藤島ジュリー社長が辞任すべきとしたことから、社長の進退を含む今後の事務所の経営体制などについても焦点となっています。
会見の注目点は
大衆芸能が専門でジャニーズにも詳しい江戸川大学の西条昇教授に7日の会見の注目点について聞きました。
西条教授は「被害者への謝罪や賠償、それに再発防止体制をいかに作るかだ。あすの会見ではトップが認めるところは認め自分のことばで話してほしい」と求めました。
そして、ジャニーズ事務所の特徴として「タレントの発掘や育成などで才能を発揮したジャニー氏とビジネス面を担った副社長で姉のメリー氏の2人の才能が合体し、これだけ長く続き、次々にスターを生んできた」としたうえで、新体制では「今後もジャニーズのエンターテインメントを生み出し続けていけるのか、2人が分担してきたタレントづくりと経営面とのバランスが新しい体制のもとどうなるのかが注目される」と話しています。