大だい相撲すもう 初はつ場所ばしょ14日にち目め 照あきらノ富士ふじと琴きんノ若わかがトップ並ならんで千秋楽せんしゅうらくへ

また、2敗はいの横綱よこづな・照あきらノ富士ふじは不戦勝ふせんしょうとなり、この結果けっか、照あきらノ富士ふじと琴きんノ若わかがトップに並ならんで千秋楽せんしゅうらくを迎むかえることになりました。

初はつ場所ばしょは13日にち目めを終おえ、2敗はいで照あきらノ富士ふじと霧島きりしま、琴きんノ若わかの3人にんが優勝ゆうしょう争あらそいのトップに並ならび、14日にち目めの27日にちは霧島きりしまと琴きんノ若わかの直接ちょくせつ対決たいけつが組くまれました。

取組とりくみでは、琴きんノ若わかが強烈きょうれつなのど輪のどわから霧島きりしまをはたいて体勢たいせいを崩くずしたあと、すかさずまわしを取とって寄り切よりきって勝かち、2敗はいを守まもりました。

また、照あきらノ富士ふじは対戦たいせんする予定よていだった3敗はいの大関おおぜき・豊昇ほうしょう龍りゅうが右みぎひざのけがで休場きゅうじょうしたため、不戦勝ふせんしょうとなりました。

この結果けっか、初はつ場所ばしょは14日にち目めを終おえて、

▽2敗はいで照あきらノ富士ふじと琴きんノ若わかがトップに並ならび、

▽3敗はいで霧島きりしまが追おいかける展開てんかいになりました。

そして、28日にちの千秋楽せんしゅうらくでは、

▽照あきらノ富士ふじが結むすびの一番いちばんで霧島きりしまと

▽琴きんノ若わかが結むすび前まえの一番いちばんで平幕ひらまくの翔しょう猿さると対戦たいせんすることが決きまりました。

初はつ場所ばしょ14日にち目め

中入なかいり後ごの勝敗しょうはいです。

▽遠藤えんどうに十じゅう両りょうの狼おおかみ雅みやびは遠藤えんどうが「寄り切よりきり」。

▽武将ぶしょう山やまに隆たかしの勝かちは隆たかしの勝かちが「はたき込こみ」。

▽新しん入幕にゅうまくの島津しまづ海かいに剣けん翔しょうは剣けん翔しょうが「上手じょうず投なげ」で勝ち越かちこしました。

▽王おう鵬ほうに宝たから富士ふじは王おう鵬ほうが「肩透かたすかし」。

▽佐田さたの海うみに大だいの里さとは大だいの里さとが「切り返きりかえし」で10勝しょう目めを挙あげました。

佐田さたの海うみは負け越まけこしました。

▽琴きん勝かち峰ほうに御ご嶽たけ海かいは琴きん勝かち峰ほうが「寄り切よりきり」。

▽明生めいせいに阿武あぶ咲さきは阿武あぶ咲さきが「首くび投なげ」で物言ものいいがついた一番いちばんを制せいしました。

▽友とも風ふうに一山ひとやま本ほんは友とも風ふうが「押し出おしだし」。

▽湘南しょうなん乃海うみに美よしノ海うみは美よしノ海うみが「突き落つきおとし」。

▽錦木にしきぎに玉たま鷲わしは錦木にしきぎが「寄り切よりきり」で勝ち越かちこしました。

▽平戸ひらど海かいに翔しょう猿さるは平戸ひらど海かいが「押し出おしだし」。

▽妙義みょうぎ龍りゅうに豪ごうノ山やまは豪つよしノ山やまが「押し出おしだし」。

▽竜りゅう電でんに翠みどり富士ふじは翠みどり富士ふじが「肩透かたすかし」。

▽阿おもね炎ほのおに若わか元春もとはるは阿おもね炎ほのおが「引き落ひきおとし」で物言ものいいがついた一番いちばんを制せいし勝ち越かちこしました。

▽熱海あたみ富士ふじに朝あさ乃山やまは朝あさ乃山やまが「寄り切よりきり」で勝かちました。

熱海あたみ富士ふじは負け越まけこしです。

▽宇良うらに正代しょうだいは宇良うらが「とったり」。

▽大栄おおえ翔しょうに金峰きんぽう山さんは大栄おおえ翔しょうが「押し出おしだし」で勝ち越かちこしました。

金峰きんぽう山さんは負け越まけこしです。

▽琴きんノ若わかに大関おおぜき・霧島きりしまの2敗はいどうしの対戦たいせんは琴きんノ若わかが「寄り切よりきり」で勝かって12勝しょう2敗はいとしました。

横綱よこづな昇進しょうしんを目指めざす霧島きりしまは3敗はいに後退こうたいです。

▽大関おおぜき・豊昇ほうしょう龍りゅうに横綱よこづな・照あきらノ富士ふじは豊昇ほうしょう龍りゅうが右みぎひざのけがのため、27日にちから休場きゅうじょうし照あきらノ富士ふじが「不戦勝ふせんしょう」で12勝しょう2敗はいです。

力士りきしの談話だんわ

大関おおぜき 霧島きりしまとの2敗はいどうしの直接ちょくせつ対決たいけつを制せいした琴きんノ若わかは「しっかり当あたっていこうと思おもった。落ち着おちついて取とれて、しっかり体からだが動うごいてくれた。慌あわてないでいこうと思おもっていたのでうまくできたのではないか」と振り返ふりかえりました。

そして、優勝ゆうしょうがかかる28日にちの千秋楽せんしゅうらくについては「気持きもちを入いれてやっていければいいと思おもう」と冷静れいせいに話はなしていました。

敗やぶれた霧島きりしまは3敗はいに後退こうたいし、27日にちは取材しゅざいに応おうじませんでした。

不ふ戦勝せんしょうとなった横綱よこづな 照あきらノ冨士ふじは「びっくりした。体からだがなまったりしないように動うごかしていた。不戦敗ふせんぱいはいっぱいあるから、1回かいくらいいいんじゃない」と余裕よゆうを感かんじさせていました。

東ひがしの前頭まえがしら16枚まい目めの宝たから富士ふじは9敗はい目めを喫きっし「後半こうはんはスタミナが切きれて、集中しゅうちゅうできない部分ぶぶんがあった」と今こん場所ばしょのコンディションを振り返ふりかえりました。

宝たから富とみ士しは平成へいせい25年ねんの初はつ場所ばしょから11年間ねんかんにわたって幕内まくうちの地位ちいを守まもり続つづけ、27日にちで幕内まくうちでの連続れんぞく出場しゅつじょうを歴代れきだい6位いの989回かいとしましたが来場らいじょう所しょは十じゅう両りょうに転落てんらくする可能かのう性せいが高たかまっていて「来場らいじょう所しょはしっかり稽古けいこしてまた戻もどれるように」と前まえを見据みすえました。