バウアー投手はことし8月の試合中に右足の股関節付近にある筋肉を損傷して離脱しリハビリを続けていましたが、クライマックスシリーズでの復帰を目指し、6日、横浜スタジアムでの全体練習の前に1軍の選手を相手にバッティングピッチャーを務めました。
実戦を想定し、イニングが終わるごとに8分間のインターバルを取りながらストレートやカーブ、さらに今シーズン習得し決め球の1つになっている「スプリットチェンジ」などすべての球種を試しながら4回86球を投げ、ヒット性の当たりは8本、2失点相当の内容でしたがストレートの最速は151キロと順調な回復ぶりをみせました。
球団によりますと、コンディションを確認しながら10月11日にイニング数を増やしたうえで、再び同様の練習を行う予定だということです。
バウアー投手は離脱前まで中4日での登板も行うなど先発陣の一角として19試合に先発し、10勝4敗、防御率2.76の成績をマークしています。
バウアー投手は「コンディション面は問題ない。目の前のプログラムを一つ一つこなし、今シーズン絶対にもう1回ファンの前でピッチングを披露したい」と意気込んでいました。
三浦大輔 監督は「驚異的なスピードで回復している。クライマックスシリーズに向けて、まだ確認作業はあるが『これ、もしかして』という気持ちにさせるボールの力強さがあった」と話していました。