上野動物園で生まれたメスのジャイアントパンダ「シャンシャン」は中国と結んだ協定に基づいて、ことし2月に中国に返還されたあと、内陸部・四川省にある「中国ジャイアントパンダ保護研究センター」に保護されています。
保護研究センターでは、当初、シャンシャンが怖がりで人見知りだとして担当の飼育員以外は必要のないかぎり近づかないようにするなど様子を見守ってきましたが、8日から一般公開を始めました。
訪れた人によりますと、シャンシャンが入る施設には新しい看板が掲げられているということで、名前のほか、「出生地 東京上野動物園」と書かれています。
8日に撮影された動画では、シャンシャンが施設をゆっくりと歩く様子や、手にとった竹の匂いを嗅いでいるような様子がうつるなど元気な姿を見せています。
保護研究センターは7日にはシャンシャンが地面に座って好物のたけのこを食べる動画も中国のSNS上に公開していました。