中国語では台湾や蘇州などそれぞれの地方で話される方言も紹介しています。
川口教授は「『英語が話せる』といっても相手がアメリカ英語以外を話す場合、コミュニケーションがスムーズにできないこともあります。言語にはバリエーションと多様性があることを学習を通して気付いてほしいです」と話しています。
話題となっているのは東京外国語大学のホームページにある「東京外国語大学言語モジュール」です。
東京オリンピックの期間中に「無料学習サイトを作ってくれているので需要ありそうだからツイートしてみます」といったインターネット上の投稿が話題となり、パラリンピック期間中も拡散が続きました。
サイトでは日本で学ぶ人が多い英語や中国語などのほか、ウルドゥー語やラオス語、ベンガル語など27言語の発音や文法を学ぶことができ、ネイティブの教員や留学生が日常生活の40の場面で、よく使うことばで会話をしています。
大学によりますと、特にオリンピックの期間中はふだんの7倍ほどのアクセスがあったこともあり、ネット上では「オリンピック見てたら、英語以外の言語を学んでみたい気分になった」などと観戦を通じて外国語の学習意欲が高まったという声があがっています。
サイトの立ち上げに携わった東京外国語大学言語文化学部の川口裕司教授は「初歩的なレベルでよいのでさまざまな言語を知ってほしいと考えサイトを作りました。時間や場所を気にせず学べるのでぜひ利用してほしい」と話しています。
中国語では台湾や蘇州などそれぞれの地方で話される方言も紹介しています。
川口教授は「『英語が話せる』といっても相手がアメリカ英語以外を話す場合、コミュニケーションがスムーズにできないこともあります。言語にはバリエーションと多様性があることを学習を通して気付いてほしいです」と話しています。