日本新聞: 台風予報の大幅変更気象庁「予想以上に発達大雨暴風警戒を」

台風たいふう予報よほうの大幅おおはば変更へんこう気象庁きしょうちょう「予想よそう以上いじょうに発達はったつ大雨おおあめ暴風ぼうふう警戒けいかいを」

Sep 16, 2021 12:09

Furigana

台風たいふう14号ごうの予報よほうが大幅おおはばに変かわったことを受うけて、気象庁きしょうちょうは「予想よそう以上いじょうに発達はったつをした」と説明せつめいしたうえで、中心ちゅうしん付近ふきんは雨あめや風かぜが強つよまるため大雨おおあめや暴風ぼうふう、高潮こうちょうに警戒けいかいするとともに今後こんごの予想よそうが難むずかしくなっていることから最新さいしんの情報じょうほうを確認かくにんするよう呼よびかけています。

海水温かいすいおんの高たかさなどが影響えいきょう

これまで台風たいふう14号ごうは対馬つしま海峡かいきょう付近ふきんで温帯おんたい低てい気圧きあつに変かわる予想よそうでしたが、台風たいふうのまま九州きゅうしゅう北部ほくぶをはじめとする西日本にしにほんに近ちかづき、17日にち、上陸じょうりくするという見込みこみに変かわりました。

見通みとおしが変かわった理由りゆうについて気象庁きしょうちょうは15日にち夜よるから予想よそう以上いじょうに発達はったつをしたためだとしていて、海水温かいすいおんの高たかさなどが影響えいきょうした可能かのう性せいがあるとしています。

また、16日にち午前ごぜん9時じの段階だんかいで中心ちゅうしん気圧きあつは990ヘクトパスカル最大さいだい風速ふうそくは25メートルとされていますが、さらに発達はったつする可能かのう性せいもあり場合ばあいによっては暴風ぼうふう域いきを伴ともなうおそれもあるということです。

台風たいふうのまま接近せっきんすることから通過つうかする前後ぜんごで雨あめや風かぜが強つよまり、大雨おおあめとなるおそれがあるほか、非常ひじょうに強つよい風かぜも吹ふく見込みこみです。

予報よほう官かん「ふだん大雨おおあめにならない地域ちいきで雨あめが強つよまるおそれも」

気象庁きしょうちょう予報よほう課かの岸本きしもと賢司けんじ主任しゅにん予報よほう官かんは「台風たいふうのまま上陸じょうりくすることで中心ちゅうしん付近ふきんは風かぜが強つよまったり急激きゅうげきに雨あめが強つよまったりするおそれがある。進路しんろも南みなみに進すすむ予報よほうに変かわり、瀬戸せと内海うちうみや近畿きんきを通過つうかする可能かのう性せいもあるが、ふだん大雨おおあめにならない地域ちいきで雨あめが強つよまるほか、高潮こうちょうのおそれもあるので、注意ちゅうい・警戒けいかいが必要ひつようだ」と呼よびかけました。

そのうえで「台風たいふうの予想よそうは現状げんじょう難むずかしく、さらに発達はったつするおそれもある。交通こうつう機関きかんへの影響えいきょうもあるので風かぜの強つよさなど最新さいしんの情報じょうほうを確認かくにんして欲ほしい。また、台風たいふうの東側ひがしがわには前線ぜんせんもあるため台風たいふう本体ほんたいから離はなれたところでも大雨おおあめに警戒けいかいが必要ひつようだ」と話はなしています。