青森県八戸市の八戸港沖でパナマ船籍の貨物船「クリムゾン ポラリス」(3万9910トン)が座礁し燃料の重油などが流出した事故で、船舶管理会社の美須賀海運(愛媛県四国中央市)は26日、油の総流出量が推定約388キロリットルに上ると発表しました。同日までに、ほぼ水没した船尾部に残る油の抜き取りを終えたと明らかにしました。
事故は8月11日に発生しました。船体が真っ二つに割れ、漏れ出た油や積み荷の木材チップが青森県内沿岸部の4市町村に漂着しました。船首部は9月11日に油の抜き取りを終え、広島県の業者に引き渡されました。船尾部も今後、撤去する方針です。