Japanese News: 10月1日から感染対策認証店のみ酒提供と営業時間緩和東京都

10月つき1日にちから感染かんせん対策たいさく認証にんしょう店てんのみ酒さけ提供ていきょうと営業えいぎょう時間じかん緩和かんわ東京とうきょう都と

Sep 28, 2021 19:09

Furigana

東京とうきょう都とは、緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが解除かいじょされる10月つき1日にちから、飲食いんしょく店てんでの酒さけの提供ていきょうは、感染かんせん対策たいさくの徹底てっていの認証にんしょうを受うけた店みせに限かぎって午後ごご8時じまで可能かのうとし、営業えいぎょう時間じかんを午後ごご9時じまでに緩和かんわすることを決きめました。

東京とうきょう都とは新型しんがたコロナウイルスの対策たいさく本部ほんぶ会議かいぎを開ひらき、緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが解除かいじょされた後のちの10月つき1日にちから24日にちまでを「リバウンド防止ぼうし措置そち期間きかん」とし、対策たいさくをとることを決きめました。

このうち飲食いんしょく店てんは、感染かんせん防止ぼうし対策たいさくを徹底てっていしているとして都とから認証にんしょうを受うけた店みせに限かぎって午後ごご8時じまで酒さけの提供ていきょうを可能かのうとし、営業えいぎょう時間じかんは午後ごご9時じまでとするよう求もとめます。

利用りようは1グループ4人にんまでです。

4回かい目めの緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが始はじまったことし7月つき12日にち以降いこう、都とは、酒さけを提供ていきょうする店みせには休業きゅうぎょうを、提供ていきょうしない店みせには午後ごご8時じまでの営業えいぎょう時間じかんの短縮たんしゅくを要請ようせいしていますが、およそ2か月かげつ半はんぶりに緩和かんわすることになります。

一方いっぽう、認証にんしょうを受うけていない飲食いんしょく店てんには、酒さけの提供ていきょうの自粛じしゅくと午後ごご8時じまでの時短じたん営業えいぎょうを求もとめます。

都とは、対策たいさくをとった店みせへの協力きょうりょく金きんとして、中小ちゅうしょう企業きぎょうには一いち日にち当あたり2万まん5000円えんから20万まん円えん、大だい企業きぎょうには、売り上うりあげの減少げんしょう分ぶんに応おうじて、最大さいだい20万まん円えんを支給しきゅうします。

デパートや映画えいが館かん・劇場げきじょう、イベントなどは

また、デパートなどの「集客しゅうきゃく施設しせつ」や、映画えいが館かんや劇場げきじょうといった「イベント関連かんれん施設しせつ」などには、営業えいぎょうを午後ごご9時じまでとするよう協力きょうりょくを依頼いらいします。

このほか、イベントについては、引き続ひきつづき収容しゅうよう人数にんずうの制限せいげんを求もとめますが、大声おおごえの歓声かんせいや声援せいえんがあるかないかで人数にんずうや収容しゅうよう率りつが変かわります。

このうち、大声おおごえのあるものは、

▽収容しゅうよう定員ていいんが2万まん人にん以下いかの場合ばあいは定員ていいんの50％、

▽2万まん人にんを超こえる場合ばあいは上限じょうげんが1万まん人にんです。

さらに、外出がいしゅつは少しょう人数にんずうで、混雑こんざつしている場所ばしょや時間じかんを避さけ、帰省きせいや旅行りょこう、出張しゅっちょうなど都とと県けんの境さかいを越こえる移動いどうに際にさいしては、基本きほん的てきな感染かんせん防止ぼうし対策たいさくを徹底てっていすることを求もとめます。

都立とりつ学校がっこう対面たいめん授業じゅぎょうを基本きほんに

都立とりつ学校がっこうは、現在げんざい、分散ぶんさん登校とうこうや時差じさ通学つうがくなどを行おこなっていますが、宣言せんげんが解除かいじょされたあと、10月つき1日にちからおよそ3週間しゅうかんの「リバウンド防止ぼうし措置そち」の期間きかん中ちゅうは、対面たいめんでの授業じゅぎょうを基本きほんとします。

ただ、都との教育きょういく委員いいん会かいは、その学校がっこうの感染かんせん状況じょうきょうによっては、オンライン学習がくしゅうで対応たいおうするとしています。

また、部ぶ活動かつどうは休憩きゅうけい中ちゅうなどを含ふくめ、感染かんせん防止ぼうし対策たいさくを徹底てっていしたうえで実施じっしするということです。

一方いっぽう、修学しゅうがく旅行りょこうなど集団しゅうだんでの宿泊しゅくはくを伴ともなう活動かつどうは「リバウンド防止ぼうし措置そち」の期間きかん中ちゅうは延期えんきします。

修学しゅうがく旅行りょこうは期間きかんの終了しゅうりょう後ごに実施じっしできるよう、各かく学校がっこうで必要ひつような感染かんせん防止ぼうし対策たいさくを検討けんとうするなど準備じゅんびを進すすめるということです。

小池こいけ知事ちじ「なんとしてもリバウンド防止ぼうし」

東京とうきょう都との対策たいさく本部ほんぶ会議かいぎで、小池こいけ知事ちじは「現在げんざい、新規しんき陽性ようせい者しゃ数すうは継続けいぞくして減少げんしょうし、医療いりょう提供ていきょう体制たいせいも改善かいぜん傾向けいこうだ。一方いっぽうで、重症じゅうしょう者しゃ数すうは減少げんしょうしているものの、きょうはいまだ3桁けたの117人にんだ。リバウンドによる再度さいどの医療いりょうひっ迫ひっぱくを避さけるためにも、感染かんせんを一層いっそう抑制よくせいしていく必要ひつようがある」と述のべました。

そのうえで「近隣きんりん3県けんともワンボイスで連携れんけいしながら、実効じっこう性せいある対策たいさくを段階だんかい的てきに実施じっしする」と述のべました。

そして、小池こいけ知事ちじは「リバウンド防止ぼうし措置そち期間きかん」に感染かんせん状況じょうきょうが悪化あっかした場合ばあいは速すみやかに措置そちを強化きょうかする一方いっぽう、改善かいぜんした場合ばあいは緩和かんわの段階だんかいをさらに進すすめる考かんがえを示しめしました。

このほか、小池こいけ知事ちじは「長ながきにわたって協力きょうりょくいただいている都民とみんや事業じぎょう者しゃには引き続ひきつづき負担ふたんをおかけするが、リバウンド防止ぼうしのため理解りかいと協力きょうりょくをお願おねがい申し上もうしあげる」と述のべました。

さらに、小池こいけ知事ちじは「これまでの都民とみんや事業じぎょう者しゃ、医療いりょう従事じゅうじ者しゃの皆みなさんの努力どりょくが水泡すいほうに帰きさないためにも、引き続ひきつづき感染かんせんを抑制よくせいして、なんとしてでもリバウンドを防止ぼうししていこう」と呼よびかけました。

都内とないの飲食いんしょく店てん「酒さけの提供ていきょうできればスタートライン」

飲食いんしょく店てんの反応はんのうです。

東京とうきょう新橋しんばしの焼き鳥やきとり店てん「山やましな」は緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんの期間きかん中ちゅう、都との要請ようせいに応おうじて午後ごご8時じまでに営業えいぎょう時間じかんを短縮たんしゅくし酒さけの提供ていきょうを取とりやめてきました。

協力きょうりょく金きんは受け取うけとるものの、店みせの売り上うりあげはコロナ前まえの1割わりから2割わりにとどまっているということです。

緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが解除かいじょされるのを受うけて、店みせには早速さっそく予約よやくの電話でんわが入はいり始はじめたということで、店みせでは2か月かげつ半はんぶりの酒さけの提供ていきょうに期待きたいを寄よせています。

店主てんしゅの山科やましな昌彦まさひこさんは「今回こんかいの緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんは長ながかったので、ようやく光ひかりが見みえたと感かんじています。酒さけの提供ていきょうができれば、飲食いんしょく店てんとしてスタートラインに立たてると思おもえてほっと安心あんしんしています」と話はなしていました。