日本新聞: 新型コロナ感染拡大受け厚労省会合専門家“基本的対策必要”

新型しんがたコロナ感染かんせん拡大かくだい受うけ厚あつ労ろう省しょう会合かいごう専門せんもん家か“基本きほん的てき対策たいさく必要ひつよう”

Jul 22, 2024 17:07 1

Furigana

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいを受うけ、22日にちに厚生こうせい労働ろうどう省しょうで専門せんもん家かから意見いけんを聞きく会合かいごうが行おこなわれ、参加さんかした専門せんもん家かからは手洗てあらいやマスクの着用ちゃくようなど、基本きほん的てきな対策たいさくを改あらためて呼よびかける必要ひつようがあるなどの意見いけんが出だされました。

この会合かいごうは、厚生こうせい労働ろうどう省しょうが、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんが拡大かくだいしていることや、夏休なつやすみの時期じきに入はいることなどから開ひらいたもので、感染かんせん症しょうや医療いりょうなどの専門せんもん家か8人にんが参加さんかしました。

会合かいごうには武見たけみ厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんも出席しゅっせきし「この先さきの感染かんせん動向どうこうを見据みすえながら、この夏なつの熱中ねっちゅう症しょう、そしてコロナ拡大かくだいに対にたいして万全ばんぜんの体制たいせいを組くんでいきたい」と述のべました。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうによりますと、会合かいごうでは、それぞれの専門せんもん家かから、

▽新型しんがたコロナの今後こんごの感染かんせん状況じょうきょうについて、8月つきから9月つきにかけて流行りゅうこうのピークを迎むかえる可能かのう性せいがあることや

▽解熱剤げねつざいなどの薬くすりが足たりない現状げんじょう、

▽九州きゅうしゅうや沖縄おきなわなどでは、入院にゅういんの調整ちょうせいが難むずかしい地域ちいきが出でていること

などが報告ほうこくされたということです。

そのうえで、専門せんもん家かからは国くにに対にたいし、換気かんきや手洗てあらいの徹底てってい、マスクの着用ちゃくようなどの基本きほん的てきな対策たいさくを改あらためて呼よびかける必要ひつようがあるなどの意見いけんが出だされたということです。

会合かいごうのあと、取材しゅざいに応おうじた国立こくりつ感染かんせん症しょう研究所けんきゅうじょの脇田わきた隆たかし字じ所長しょちょうは「オミクロン株かぶの系統けいとうの『KP.3』が主流しゅりゅうになり、これまでに感染かんせんした人ひとやワクチンを接種せっしゅした人ひとも感染かんせんする可能かのう性せいがある。そのほかの感染かんせん症しょうも広ひろがりやすい時期じきなので、改あらためて基本きほん的てきな感染かんせん対策たいさくをとってもらいたい」と話はなしていました。