日本新聞: 凍った海の上を走るマラソン大会ロシア極東ウラジオストク

凍こおった海うみの上うえを走はしるマラソン大会たいかいロシア極東きょくとうウラジオストク

Feb 21, 2021 18:02

Furigana

ロシア極東きょくとうのウラジオストクで、凍こおった海うみの上うえを走はしるユニークなマラソン大会たいかいが開ひらかれ、参加さんか者しゃたちは厳きびしい寒さむさの中なかを懸命けんめいに走はしっていました。「アイスラン」と呼よばれるこの大会たいかいは、水深すいしんが浅あさく、冬ふゆになると凍結とうけつするウラジオストクの入り江いりえで毎年まいとし開ひらかれています。

このユニークなマラソン大会たいかいに参加さんかしようと、例年れいねん、各国かっこくから多おおくのランナーが参加さんかしますが、ことしは新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうで参加さんか者しゃのほとんどは地元じもとロシアからで、6歳さいから75歳さいまでの878人にんがハーフマラソンや10キロコースなど5つのレースに挑戦ちょうせんしました。

気温きおんが氷点下ひょうてんか10度ど近ちかくまで下さがる厳きびしい寒さむさの中なか、参加さんか者しゃたちは靴くつに滑すべり止とめのスパイクを装着そうちゃくしザクザクと氷こおりを削けずる音おとをたてながら厚あつさ60センチほどの氷こおりの上うえを懸命けんめいに走はしっていました。

10キロのレースに参加さんかした女性じょせいは「最近さいきん、新型しんがたコロナウイルスから回復かいふくしました。そのため十分じゅうぶんな準備じゅんびができませんでしたが走はしり切きりました」と話はなしていました。

今回こんかいが2回かい目めの参加さんかとなるウラジオストク駐在ちゅうざいの中村なかむら耕一郎こういちろう総領事そうりょうじは、「天気てんきもよく楽たのしかったです。氷こおりの上うえを走はしるというのはいい経験けいけんなので感染かんせんが終息しゅうそくしたらみんなにも走はしっていただきたいです」と話はなしていました。