アメリカの
トランプ大統領は、
国連総会で
演説し、みずからが
各地の
紛争を
終結させたとアピールする
一方、
国連は
期待に
応えていないと
批判を
展開しました。
美國總統川普在聯合國大會上發表演說,一方面強調自己已經終結了各地的衝突,另一方面則批評聯合國未能達到外界的期望。
トランプ大統領は、ニューヨークの国連本部で23日、一般討論演説を行いました。
川普總統於23日在紐約聯合國總部發表了一般性辯論演說。
演説では「私は7つの終わりのない戦争を終わらせた。
みな、
私がノーベル
平和賞を
受賞すべきだと
言うが、
私が
関心が
あるのは、
賞ではなく
命を
救うことだ」と
述べ、
各地の
紛争の
終結に
取り
組み、
成果をあげたとアピールしました。
大家都說我應該獲得諾貝爾和平獎,但我關心的不是獎項,而是拯救生命。」他這樣表示,並強調自己致力於結束各地的衝突,取得了成效。
一方で、国連については「途方もない可能性があるが、少なくともいまはその期待に応えていない」と批判しました。
另一方面,他批評聯合國「雖然擁有巨大的潛力,但至少目前尚未滿足人們的期望」。
そのうえで、国連が主導する気候変動対策について「気温が上がっても下がってもそれを気候変動だという。
在此基礎上,針對由聯合國主導的氣候變遷對策,他表示:「無論氣溫上升或下降,都將其稱為氣候變遷。」
これは
世界で
行われた
最大の
詐欺行為だ。
国連などの
予測はすべて
間違いだった」と
主張し、
移民政策についても「
国連はアメリカに
不法入国する
人々を
支援している」と
批判を
展開しました。
他主張「聯合國等的所有預測都是錯誤的」,並批評移民政策稱「聯合國正在協助非法進入美國的人們」。
一方、中東情勢をめぐって、トランプ大統領は、イギリスやフランスなどがパレスチナを国家として承認したことについて「ハマスへの大きな報酬になる」と非難し、反対する姿勢を示しました。
另一方面,關於中東局勢,川普總統對英國、法國等國承認巴勒斯坦為國家的舉動表示譴責,稱這將「成為對哈馬斯的巨大獎勵」,並表明了反對立場。
また、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐっては中国とインドがロシア産原油の購入を続け、戦争を支援していると非難するとともに、NATO=北大西洋条約機構の加盟国もロシア産エネルギーの輸入を減らしていないとして対応を求めました。
此外,針對俄羅斯入侵烏克蘭一事,中國和印度持續購買俄羅斯產原油,被批評為支援戰爭,同時也要求北大西洋公約組織(NATO)成員國減少從俄羅斯進口能源,因為他們並未減少進口,呼籲採取相應措施。
生物兵器については「すべての国がわれわれとともに生物兵器の開発を完全に止めるよう呼びかける」と述べ、生物兵器禁止条約の履行に向けた国際的な取り組みをアメリカが主導する考えを示すとともに「国連が建設的な役割を果たすことを期待する」と述べました。
關於生物武器,表示「呼籲所有國家與我們一起徹底停止生物武器的開發」,同時表明美國將主導推動履行《禁止生物武器公約》的國際行動,並表示「期望聯合國能發揮建設性的作用」。
さらに核兵器について「われわれは核兵器の開発停止を求める。
その
威力は
使うことが
許されないほどだ。
仮に
使用すれば
世界は
文字どおり
終わる」と
述べました。
そのうえで「世界一のテロ支援国家が最も危険な兵器を持つことは決して許されない」と述べ、アメリカ軍によるイランの核施設への空爆を正当化しました。
在此基礎上,他表示「絕不能允許世界第一的恐怖主義支援國家擁有最危險的武器」,並為美軍對伊朗核設施的空襲進行了正當化。
トランプ大統領 ウクライナ侵攻の戦況評価を転換させたか
トランプ大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領との会談のあと、みずからのSNSに「私はウクライナはヨーロッパの支援があれば、元の姿を戦って勝ち取る状況にあると考える」と投稿しました。
川普總統 是否改變了對烏克蘭侵略戰況的評價?川普總統在與烏克蘭總統澤倫斯基會談後,在自己的社群媒體上發文表示:「我認為,只要有歐洲的支援,烏克蘭就有能力奪回原本的樣貌並取得勝利。」
ウクライナ情勢をめぐってトランプ大統領はこれまで前線を踏まえた領土交換の可能性に言及するなどロシア寄りともとれる姿勢を示していただけに、アメリカの主要メディアはトランプ大統領がウクライナ侵攻についての見方や、戦況の評価を転換させた可能性があるなどと伝えています。
鑑於川普總統過去曾提及基於前線情勢進行領土交換的可能性,展現出某種親俄立場,因此美國主要媒體報導稱,川普總統有可能已經改變了對於烏克蘭入侵事件的看法和對戰況的評價。
装置故障などで国連に皮肉も
アメリカのトランプ大統領は、演説の際、原稿を表示する「プロンプター」という装置が突然、故障したほか、会場に向かうエスカレーターが乗ろうとしたとたん、停止するトラブルに見舞われました。
由於裝置故障等原因,聯合國現場也出現了諷刺的一幕。美國總統川普在演講時,顯示講稿的「提詞器」突然故障,此外,當他正要搭乘前往會場的手扶梯時,手扶梯也突然停止運作,讓他遭遇了這些突發狀況。
トランプ大統領は演説で「私は7つの戦争を終わらせたのに、国連からは助けようという電話の1つもなかった。
川普總統在演說中表示:「我結束了七場戰爭,可是聯合國連一通想要幫忙的電話都沒有。」
国連が
私にくれたのは、
ひどいエスカレーターとひどいプロンプターだけだ」と
皮肉を
込めて
述べました。
聯合國給我的,只有糟糕的手扶梯和糟糕的提詞機而已,他帶著諷刺地說道。
トランプ大統領「わが国は100%国連を支持する」
一方、国連総会での演説後、トランプ大統領は国連のグテーレス事務総長と会談し、「国際の平和」という目標では国連と協力する考えを示しました。
川普總統表示:「我國百分之百支持聯合國」。同時,在聯合國大會演說後,川普總統與聯合國秘書長古特雷斯會談,並表示在「國際和平」這一目標上,願意與聯合國合作。
トランプ大統領は再選後、国連のグテーレス事務総長と初めて会談しました。
川普總統在連任後,首次與聯合國秘書長古特雷斯會談。
このなかでグテーレス事務総長は「国連は何十年にもわたり、アメリカを政治的にも財政的にも主な支援者として頼ってきた。
在這之中,古特雷斯秘書長表示:「聯合國數十年來一直在政治和財政上主要依賴美國作為支持者。」
これはアメリカ
国民の
寛大さによるものだ」と
感謝した
上で、
トランプ大統領による
平和の
実現に
向けた
取り
組みを
評価する
考えを
示しました。
這是由於美國國民的慷慨所致,他表達了感謝之意,並表示評價川普總統為實現和平所做的努力。
これに対しトランプ大統領は「わが国は100%国連を支持する。
對此,川普總統表示:「我們國家百分之百支持聯合國。」
国連の
可能性は
本当に
驚くべきものだ。
ときには
意見が
合わないこともあるかもしれないが、
私は
国連を
支持している。
なぜなら国連が
持つ
平和への
可能性は
非常に
大きいからだ」と
述べました。
国連は「国際の平和」と「人権」、それに「持続可能な開発目標SDGs」を3本柱としていますが、トランプ政権の発足後、アメリカは国連に対し、「国際の平和」を実現するという目的に集中するべきだと繰り返し主張しています。
聯合國以「國際和平」、「人權」以及「永續發展目標SDGs」作為三大支柱,但自川普政府上任以來,美國一再主張,聯合國應該專注於實現「國際和平」這一目標。
アメリカ第一主義を掲げるトランプ大統領は、国連などの国際機関に対し予算を大幅に削減したほか、気候変動など国連が掲げるSDGsに反対の立場を表明してきましたが、今回の事務総長との会談で、平和の実現という目的では国連と協力する考えを示した形です。
主張「美國優先主義」的川普總統,大幅削減了對聯合國等國際機構的預算,並且表明反對聯合國所倡導的SDGs(永續發展目標)如氣候變遷等立場。然而,在這次與秘書長的會談中,他表現出在實現和平這一目標上願意與聯合國合作的意向。
日本政府は「二国家解決」を支持する立場
日本政府はイスラエルと将来の独立したパレスチナ国家が平和で安全に共存する「二国家解決」を支持する立場です。
日本政府支持「兩國方案」的立場。日本政府支持以色列與未來獨立的巴勒斯坦國和平且安全共存的「兩國方案」。
このため、イスラエルによるガザ
市への
地上作戦など、
一連の
軍事行動は「
二国家解決」の
前提が
崩れかねないとして
強く
非難しています。
因此,以色列對加薩市的地面作戰等一連軍事行動,遭到強烈譴責,理由是這些行動可能動搖「兩國方案」的前提。
また、パレスチナに対しては、ガザ地区の人道状況が悪化していることを受け、現地でけがをしたパレスチナ人を治療のため日本国内で受け入れたほか、食料危機に対して無償資金協力を行うなど支援を続けてきました。
此外,針對巴勒斯坦,鑑於加薩地區的人道狀況惡化,日本不僅在國內接納了因傷需要治療的巴勒斯坦人,還對糧食危機提供了無償資金協助等持續支援。
一方、G7=主要7か国の中からもイギリスとカナダがパレスチナを国家として承認しましたが、日本は国連総会のタイミングでは承認を見送る方針です。
另一方面,七大工業國(G7)中的英國和加拿大已經承認巴勒斯坦為國家,但日本打算在聯合國大會期間暫不承認。
日本政府関係者は「将来的な国家承認を前提に国づくりに協力していく立場だ」と説明し、アメリカが国家承認に否定的な立場をとっていることについては「考慮していないわけではないが、承認のタイミングは日本が主体的に判断する」としています。
日本政府相關人士表示:「我們的立場是以未來國家承認為前提,協助國家建設。」關於美國對國家承認持否定態度一事,他說:「並非完全沒有考慮,但是否承認的時機將由日本自主判斷。」
日本政府としてはイスラエル、パレスチナの双方に対して和平に向けた努力を促し、パレスチナを国家として承認する適切なタイミングを見極めていく方針です。
作為日本政府,將會敦促以色列與巴勒斯坦雙方為實現和平而努力,並將審慎判斷承認巴勒斯坦為國家的適當時機。
シークレットサービス“企てを未然に防いだ”
アメリカ大統領の警護を担当するシークレットサービスは23日、各国の首脳が演説を行うニューヨークの国連本部の周辺で通信ネットワークに混乱をもたらすおそれのある企てを未然に防いだと発表しました。
美國總統的警衛單位——特勤局於23日宣布,他們在紐約聯合國總部周邊、各國領袖進行演講期間,成功預先阻止了一項可能對通訊網路造成混亂的企圖。
国連本部から60キロほどの圏内で、通信に使われる300台以上のサーバーと10万枚のSIMカードが見つかったということです。
據說在距離聯合國總部約60公里的範圍內,發現了300多台用於通信的伺服器和10萬張SIM卡。
これらの機器を用いることで、アメリカ政府高官が通信上で攻撃を受けたり、携帯電話の基地局が機能停止になったりするおそれがあったとしています。
透過使用這些設備,據稱有可能導致美國政府高官在通訊上遭受攻擊,或是行動電話基地台陷入癱瘓。
また暗号を用いた通信にも使われ、詳細は明らかにしていませんが、これまでに捜査当局が把握している人物などの間で通信が確認されたということです。
此外也用於加密通訊,雖然細節尚未公布,但據稱已確認在執法機關掌握的人員等之間有過通訊。
有力紙ニューヨーク・タイムズは当局や専門家の話として、発見された機器は1分間に3000万通のメッセージを匿名で送信できる能力があり、規模の大きさから国家による監視活動の一環である可能性もあると伝えています。
有力報紐約時報援引當局和專家的說法指出,被發現的設備每分鐘能夠匿名發送三千萬則訊息,規模之大,甚至有可能是國家監控行動的一環。
国連本部では23日からアメリカのトランプ大統領をはじめ各国の首脳などが演説を行い、周辺では厳重な警備態勢が敷かれています。
聯合國總部自23日起,包括美國總統川普在內的各國領袖等紛紛發表演說,周邊地區則實施了嚴密的警備措施。