軍の
弾圧から
逃れ、
少数民族の
武装勢力が
支配する
地域で
軍事訓練を
受けている22
歳の
男性が
匿名を
条件に
取材に
応じました。
男性は、ことし2月のクーデターの直後から第2の都市マンダレーで軍への抗議デモを行ってきましたが、4月、数人の友人とともに、少数民族の支配地域にある軍事キャンプへ移動し、訓練に参加しました。
訓練に参加するきっかけは、一緒にデモをしていた知人が銃撃されて死亡したことでした。
男性は、キャンプの場所や運営の実態、参加人数などは明らかにできないとしながらも、20代を中心とした若者が国内各地から集まって集団生活を送り、軍を離反した元兵士から銃の扱い方などを学んでいると話しています。
男性は「平和的にデモを行っていたのに、軍は実弾を発砲し、自宅まで襲撃した。勝利するまで戦う覚悟だ」と話し、一連の訓練を終えたあとは、民主派勢力が結成した「国民防衛隊」と呼ばれる部隊に参加する予定だということです。
一方、東部のカヤー州の25歳の男性は、猟銃などを武器に、自動小銃や重火器で武装した治安部隊と戦っていると話しています。
武器が不足するなか、少数民族の武装勢力から武器の支援を受けているということです。
男性は「今後さらに戦闘は大きくなり、さらに多くの避難民が出ることになるだろう。私自身もいつ撃たれて死ぬかわからないが、戦い続けなければならない。もし戦わなければ、私たちの次の世代も軍の弾圧で苦しむことになる」と話していました。
ミャンマーでは、民主化を求める市民を支援する少数民族の武装勢力と軍の戦闘も断続的に行われ、先月には、北部カチン州で空爆を行っていた軍のヘリコプター1機が撃墜されています。
避難する住民は
大勢の
人たちが
避難を
余儀なくされているカヤー
州で
人道支援を
行うボランティアの
男性が
撮影した
映像には、
森の
中にある
竹やシートでできた
テントで
数人が
肩を
寄せ
合いながら
避難している
様子が
確認できます。
男性によりますと、地域の道路が軍によって破壊されたり封鎖されたりしているため、医薬品や食料などの支援物資が届かず、不足しているということです。
また、連日夜間に銃声が聞こえるため眠れなかったり、衛生環境が悪かったりして、体調を崩す子どもたちも相次いでいるということです。
2週間前から家族6人で森の中に避難しているという男性は「このままでは、食料が尽きて死んでしまう。しかし、住んでいた村では重火器の大きな音が鳴り響き、兵士たちも大勢いた。今は村には戻れないし、戻りたくない」と話していました。
また、子どもと一緒に避難をしている女性は「軍に見つからないようにするため夜、ろうそくの明かりをつけることもできない。子どもは毎日夜が来るのを怖がっているし、兵士に撃たれるのではないかと恐れている。こんな経験はしたことがない。激しい雨も降るし早く安全な場所に行きたい。軍の独裁のもとでは暮らしたくない」と話していました。
専門家「国際社会が一致して軍に働きかけを」
隣国のタイで、ミャンマー
情勢について
研究しているスパラク・ガンジャナクンディ
氏は「
軍が
市民の
平和的なデモを
力で
抑えこもうとしているため、
市民は
武器を
手に
取って
自分自身を
守らざるをえなくなっている」と
指摘しています。
そのうえで「軍の兵力はおよそ40万人で、近代的な兵器や戦車、銃も備えている。民主派勢力が結成した『国民防衛隊』は軍事力では軍に到底かなわない」と分析しています。
そして「戦闘が行われれば、多くの命が失われ、多くの人が避難を余儀なくされる」と述べ、戦闘が拡大すれば、市民の犠牲がさらに増えるおそれがあると懸念を示しています。
スパラク氏は「短い期間で結果を出すのは難しいかもしれないが、国際社会が一致してミャンマー軍に働きかけを行うことが重要だ」と述べ、ASEAN=東南アジア諸国連合をはじめとする国際社会が軍に対し、市民への弾圧をやめるよう粘り強く働きかけることが重要だと話しています。
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