일본어 뉴스: 二ホンウナギの稚魚貿易規制緩和の方針取り引き透明化図る

二にホンウナギの稚魚ちぎょ貿易ぼうえき規制きせい緩和かんわの方針ほうしん取り引とりひき透明とうめい化か図はかる

Jan 13, 2021 00:01 0

Furigana

絶滅ぜつめつ危惧きぐ種しゅに指定していされている二にホンウナギについて、台湾たいわんなどから香港ほんこんに密輸みつゆされた稚魚ちぎょを日本にっぽんが大量たいりょうに輸入ゆにゅうしていると批判ひはんされているなか、経済けいざい産業さんぎょう省しょうと水産庁すいさんちょうは、実態じったいにそぐわない規制きせいがかえって不透明ふとうめいな取り引とりひきを生うんでいるとして、正常せいじょう化かを図はかるために稚魚ちぎょの貿易ぼうえきの規制きせいを緩和かんわする方針ほうしんを固かためたことが分わかりました。絶滅ぜつめつ危惧きぐ種しゅに指定していされている二にホンウナギは、国際こくさい的てきな資源しげん管理かんりを前提ぜんていに取り引とりひきが行おこなわれていますが、日本にっぽんが国内こくないでの養殖ようしょくに使つかうために輸入ゆにゅうしている稚魚ちぎょは、実際じっさいには稚魚ちぎょの漁りょうが行おこなわれていない香港ほんこんからのものが多おおく、国際こくさい社会しゃかいから取り引とりひきが不透明ふとうめいだと指摘してきされてきました。

この背景はいけいに、稚魚ちぎょの主要しゅような産地さんちとなっている台湾たいわんと日本にっぽんが、産業さんぎょう保護ほごを理由りゆうに互たがいに輸出ゆしゅつを規制きせいしているため、この規制きせいをくぐり抜くぐりぬけて台湾たいわんから香港ほんこんに稚魚ちぎょが密輸みつゆ出だされ、それが日本にっぽんに送おくられている実態じったいがあります。

こうした中なか、経済けいざい産業さんぎょう省しょうと水産庁すいさんちょうは、台湾たいわんとの取り引とりひきの正常せいじょう化かを図はかろうと、現在げんざい、認みとめられていない12月つきから翌年よくねん4月つきまでの間まも輸出ゆしゅつが可能かのうになるよう、輸出ゆしゅつ貿易ぼうえき管理かんり令れいの運用うんようを変更へんこうする方針ほうしんを固かためました。

先さきに日本にっぽんが規制きせい緩和かんわすることで、台湾たいわん側がわの規制きせい緩和かんわを促うながし、日にち台たい間かんの取り引とりひきを正常せいじょう化かするねらいがあるものとみられます。

「香港ほんこんルート」と呼よばれる不透明ふとうめいな取り引とりひきは、ウナギの価格かかくが高騰こうとうする原因げんいんの一ひとつとも指摘してきされ、取り引とりひきの正常せいじょう化かによってウナギ価格かかくの安定あんてい化かを期待きたいする声こえもあります。

水産庁すいさんちょうは、早はやければ来月らいげつにも要件ようけんを満みたした業者ぎょうしゃに事前じぜん確認かくにん証しょうを発行はっこうし、日本にっぽんからの稚魚ちぎょの輸出ゆしゅつが解禁かいきんされる見通みとおしで、水産庁すいさんちょうは、「実態じったいにそぐわない規制きせいをなくすことで、取り引とりひきの透明とうめい化かをはかり、国際こくさい社会しゃかいや消費しょうひ者しゃに対にたいする業界ぎょうかいのイメージアップにつなげたい」としています。