アメリカのブリンケン
国務長官は、フィリピンのロクシン
外相と
電話で
会談し、
中国が
南シナ海の
ほぼ全域の
権益を
主張するのは
違法だとの
立場を
伝えたうえで、
中国に
対抗するため
東南アジア諸国との
連携を
強化する
考えを
示しました。
アメリカのブリンケン
国務長官は27
日、フィリピンのロクシン
外相と
電話で
会談しました。
国務省によりますと、会談でブリンケン長官は「中国が国際法で認められた範囲を超えて、南シナ海での海洋権益を主張することを拒否する」と述べ、中国が南シナ海のほぼ全域の権益を主張するのは違法だとの立場を伝えたということです。
そのうえで「中国の圧力に直面している東南アジア諸国とともに立ち上がることを約束した」として、中国に対抗するために関係国との連携を強化する方針を強調したということです。
トランプ前政権は去年7月、中国が南シナ海のほぼ全域の権益を主張するのは「完全に違法だ」との立場を表明しています。
バイデン政権も、こうした立場を踏襲したうえで、南シナ海の問題をめぐって中国に対抗する姿勢を鮮明にした形です。