ナショナルリーグ西部地区の地区優勝を左右する首位のドジャースと「5」ゲーム差で2位につけるダイヤモンドバックスの4連戦は、ドジャースの2勝1敗で2日、最終戦を迎えました。
大谷選手は1番・指名打者で先発出場し、1回、プレーボール直後の最初の打席は相手先発の左ピッチャーからライト前へ2試合ぶりのヒットを打って出塁しました。
続く2番のベッツ選手がセカンドゴロのダブルプレーに倒れたため、盗塁はありませんでした。
0対0で迎えた3回はノーアウト二塁の場面で第2打席に立ち、アウトコースのスライダーを打ってセカンドゴロに倒れましたが、ランナーは三塁に進んでチャンスが広がりました。
このあとベッツ選手がタイムリーヒットを打ってドジャースが先制し、3番のフリーマン選手も今シーズン20号のツーランホームランを打って3対0とリードを広げました。
3対1でリードした4回、大谷選手は2アウト三塁で迎えた第3打席にフォアボールで出塁したあと、3試合ぶりに二塁へ盗塁を成功させました。
これで大谷選手は大リーグで初めてホームラン、盗塁の数でともに「44」以上を記録した選手になりました。
7回の第4打席は1アウトランナーなしの場面でインコースのツーシームをライト前に引っ張り2本目のヒットで塁に出たあと、ベッツ選手の打席で二塁と三塁への盗塁を立て続けに決めました。
大谷選手は8月3日のアスレティックス戦以来となる自己最多の1試合3盗塁をマークし、今シーズンの盗塁の数を「46」に伸ばしました。
今シーズンは盗塁を50回試みて失敗はわずか4回で、成功率は92%と高い数字をマークしています。
大谷選手はフリーマン選手の犠牲フライで貴重な追加点となるホームを踏むなど、ドジャースはこの回、6対1とリードを広げました。
6対3となって迎えた8回は2アウト一塁の場面で第5打席に入り、フォアボールを選んだあとベッツ選手のツーベースヒットで大谷選手も追加点のホームを踏むなどドジャースはこの回、打者10人と攻撃がつながり5点を加えました。
大谷選手は9回にも第6打席が回り最後は見逃しの三振となってこの試合4打数2安打、フォアボールが2つ、盗塁が3つで打率は2割9分2厘に上がりました。
試合はドジャースが11対6で勝ち、ダイヤモンドバックスとのレギュラーシーズン最後の4連戦を3勝1敗で勝ち越してゲーム差を「6」に広げ、地区優勝に向けて大きく前進しました。