東京電力は、
福島第一原子力発電所にたまる
処理水の
海への
放出を
始めたあと
毎日行っている
海水のトリチウム
濃度の
分析について、26
日から
頻度を
減らし、
今後は
放出期間中に
重点的に
行うと
発表しました。
東京電力は、ことし8月にトリチウムなどの放射性物質を含む処理水を薄めて海へ放出する作業を始めたあと、原発から半径3キロ以内の海域の10か所で、原則として毎日、海水を採取してトリチウム濃度を分析し、翌日、結果を公表しています。
この分析について、東京電力は、これまでの結果から、トリチウムの海での拡散のしかたが分かってきたとして、26日から、実施する頻度を減らし、放出期間中に重点的に行う方法に変更すると発表しました。
今後は、海水を採取する10か所のうち、放出口から半径600メートル以内にある4か所については、放出が始まってから終了の1週間後まで毎日、それ以外の期間は1週間に1回とし、このほかの6か所については、放出が始まってから終了の1週間後までは2週間に1回、それ以外の期間は月に1回とするということです。
一方、国の計画で定められた、より精密な分析は、これまでどおり週1回の頻度で行うということです。