先月、
アメリカ軍の
輸送機「オスプレイ」が
鹿児島県の
屋久島沖に
墜落した
事故で、
現場海域で
機体の
引き揚げ作業を
進めている
船の
甲板に27
日朝、
機体の
一部が
引き揚げられているのが
確認できました。
今後、
アメリカ軍による
事故原因の
究明に
向けた
調査が
行われる
見通しです。
アメリカ空軍の輸送機「オスプレイ」が先月29日、屋久島沖に墜落した事故で、乗員8人のうちこれまでに7人の遺体が収容されましたが、残る1人の行方が分かっていません。
アメリカ軍は、屋久島空港の沖およそ1キロの海中で見つかった機体の主要部分を引き揚げるため、先週から現場海域にサルベージ船を投入していて、27日朝、甲板に機体の一部が引き揚げられているのが確認できました。
青いシートに覆われていて、プロペラのような部分が見えました。
今後、アメリカ軍による事故原因の究明に向けた調査が行われる見通しです。
今回の事故をめぐって、第10管区海上保安本部は、アメリカ軍に対し事故原因の究明に向けた捜査への協力を要請していますが、機体の検証などを行う場合は、日米地位協定などに基づきアメリカ側の同意が必要で、同意が得られなければ、日本側による原因の解明は困難になります。
防衛省「米側から何を引き揚げたか回答できないと説明」
防衛省は「現在もアメリカ側が現場海域での機体の引き揚げ作業を進めているものと承知しているが、アメリカ側からは具体的に何を引き揚げたかについて、軍の運用上回答できないという説明を受けている」と話しています。