東京オリンピックの
招致活動をめぐり、
石川県の馳
知事が、
いわゆる官房機密費で
贈答品を
渡したと
発言したことに
関連し、
松野官房長官は、
国の
機密保持の
観点から、
具体的な
使途を
明らかにするのは
適当ではないとして、
事実関係への
言及を
避けました。
石川県の馳知事は、東京オリンピックの招致活動をめぐり、今月17日に、いわゆる官房機密費を用いてIOC=国際オリンピック委員会の委員に贈答品を渡したなどと発言したと、一部で報じられ、18日、「事実誤認に基づく発言だった」として全面的に撤回し陳謝しました。
これについて松野官房長官は、繰り上げ閣議のあとの記者会見で、IOCの倫理規定に抵触する可能性を問われ、「個別事例の取り扱いはIOCの権限と責任において判断される」と述べました。
そして「いずれにせよ『内閣官房報償費』は、国の機密保持上、使途などを明らかにすることが適当でない性格の経費として使用されてきており、個別、具体的な使途に関しての答えは差し控える」と述べました。